保護犬などの譲渡会会場募金箱が盗まれる
イヌをなでていた2人組が突然…防犯カメラが捉える 名古屋
2022年10月3日(月)
名古屋市内で行われた保護犬などの譲渡会の会場で、募金箱が盗まれました。
善意を踏みにじる犯行の様子を、防犯カメラが捉えていました。
9月19日、名古屋市緑区のショッピングセンターの中にある、保護犬や保護猫の譲渡会の会場に設置された防犯カメラの映像には、2人組の人物がケージの中のイヌをなでる様子が映っています。
その後、二手に分かれると白い服を着た人物は何やら会場の奥の方をチラチラ気にする様子が。
そして手を動かし、何かの合図を送ったように見えるその直後…反対側にいた黒い服の人物が会場にあった箱を持ち去りました。
白い服の人物も後を追うように立ち去ります。
持ち去られたのは会場に置かれた募金箱。
この譲渡会を開いている団体にとっては死活問題です。
(NPO法人わんにゃんさとおや会 向井正男マネージャー)
「信じられないぐらいショックだった」
現在およそ250匹の保護犬や保護猫がいるこちらの団体。
エサ代や人件費などのほとんどがこうした募金で賄われています。
被害にあった譲渡会の会場では、毎月およそ10万円の募金が寄せられていました。
(NPO法人わんにゃんさとおや会 向井正男マネージャー)
「皆さんからいただいた気持ちのこもったお金。われわれにもだが、ご支援、ご協力いただいた方々にも謝ってほしい」
一方、9月22日、愛知県刈谷市にある、馬肉の無人販売店の防犯カメラが捉えた映像では、店に入ってきた人物が、商品の棚に向かうことなく、レジの横にある箱を触っています。
…すると、力づくで箱を取り外し持ち去りました。
持ちされたのは商品を購入した際に現金を入れる料金箱。
コンクリートの壁にネジや接着剤などで取り付けられていましたが、いとも簡単に取り外していきました。
(ONIKU STAND刈谷店 沖浦浩明オーナー)
「『うわっなくなっている…』と30分ぐらい何も考えられなかった」
被害にあったONIKU STAND刈谷店ではネジの数を増やしたり、固定する金具を新しく取り付けるなどの対策を迫られました。
(ONIKU STAND刈谷店 沖浦浩明オーナー)
「お金を返してほしいし、謝罪して二度とこういうことがないようにしてほしい」
いずれの事件も被害届が出されていて、警察が窃盗の疑いで捜査しています。
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