「犬派だから」…大学生「交際女性の猫を殴り殺した」驚愕の理由
2022年10月7日(金)
「私はもともと犬派。猫を殴り飛ばしてしまった」
警察の調べに対し、男子大学生はこう供述しているという。
動物への虐待は明らかな法律違反だ(写真はイメージです)
10月5日、大阪府警生活環境課は泉佐野市に住む男子大学生A(21)を書類送検した。
交際女性の飼い猫を殴り殺した動物愛護法違反(殺傷)の疑い。
Aは犯行を認めている。
「事件が起きたのは今年1月14日です。当時、交際女性と暮らしていた和泉市葛の葉町のアパートで、生後6ヵ月のエキゾチックショートヘアの頭部を殴ったとされます。虐待は、女性が留守の間に行われたとか。子猫は約3週間後に死亡しました。 猫の死に方を不審に思った交際女性に促され、Aは死骸を動物病院に持ち込みます。子猫の様子から虐待があったと判断した獣医師が、大阪府の動物愛護管理センターに通報。同センターが府警に情報提供し、事件が発覚したんです」(全国紙社会部記者)
◆生後3ヵ月の子猫を……
アパートでは犬や猫6匹が飼育されていたが、Aの虐待が疑われるのはエキゾチックショートヘアの1件だけではない。
4月には、生まれて3ヵ月しかたっていない子猫のラグドールの胸を殴って殺した疑いが持たれているのだ。
「ラグドールの死骸は、エキゾチックショートヘアを診たのと同じ動物病院でX線撮影が行われました。獣医師はラグドールに関しても不審を抱き、大阪府に再度通報。Aは今年9月、動物愛護法違反で逮捕されます。その後釈放され、警察は任意での捜査を続けていたんです」(同前)
警察の調べに対し、Aは次のような呆れた犯行動機を語っているという。
「もともと猫が嫌いだった。特に鳴き声にイラつくことがあった。アルバイトでの徹夜や就職活動のウェブ面接の失敗から、イライラが爆発して殴り殺してしまった。以前にも飼っていた別の猫への虐待を交際相手に疑われ『動物を傷つける人は人間ではない』と言ったけれど、感情を抑えられなかった」
◆動物への虐待は増え続けている
警察庁によると、21年に全国の警察が検挙したのは170件。
統計をとり始めた10年から5.9倍に増加しているのだ。
21年12月には、長野県松本市の繁殖業者が400匹を超える犬を劣悪な環境で衰弱させたとして起訴されている。
Aの周囲では前述した子猫2匹とは別に、さらに2匹が原因不明で死んでいる。
府警は、さらなる虐待があったか調べている。
【画像】動物虐待は法律違反!愛くるしい「子猫」写真