高温の車内に24時間放置された犬が…
飼い主は起訴、救助した米NYの警官が里親に!
2022年8月4日(木)
米ニューヨーク市で、車の中に約24時間放置された犬が警察に救助され、無責任な飼い主から保護された。
その犬が完全に回復し、先日、救助した警察官の1人に引き取られることになり、話題になっている。
スノーと遊ぶアルナさん(第19分署のツイッターから)
ニューヨーク市警に6月18日、市民から「(マンハッタンの)アッパーイーストサイドで車の中に犬が放置されている。危険な状態かもしれない」という通報があった。
現場に近い市警第19分署の警察官が数人駆けつけたところ、車のエンジンは止まっており、窓も閉めた状態だった。
「すぐに助けなければ危険だ」
そう判断した警察官たちはすぐに運転席の窓ガラスを叩き割り、車のロックを解除。
中にいたアメリカンエスキモードッグを救出した。
新しく「スノー」と名付けられた犬は、米動物虐待防止協会(ASPCA)に保護され、治療を受けることになった。
6月18日の気温は29度。
市警によると、密閉された場合、車内の温度は10分で39度に達するという。
スノーも救出された時は極めて危険な状態だった。
スノーを放置した飼い主の26歳の男は動物虐待の罪で起訴された。
すぐに新たな飼い主として名乗り出たのが、救出に駆けつけた第19分署のアルナ・マハラジ巡査。
「ひと目で恋に落ちた」そうだ。
しかし、引き取るまでには時間がかかった。
スノーが全快するまで数週間かかったからだ。
7月26日、アルナさんは正式に里親になることが認められ、スノーは広い裏庭がある彼女の家に引き取られた。
今ではすでにペットと飼われていた猫とも仲良く遊んでいるそうだ。
優しい人に引き取られて本当に良かったね、スノー!