猫11匹 猛暑の中…段ボールに「遺棄は完全な犯罪」
2022年7月12日(火)
All Nippon NewsNetwork(ANN)
道路の片隅に捨てられた段ボール。
中からは、ネコの鳴き声が聞こえてきます。
粘着テープを何重にも巻かれた箱には、「子ネコがいます」と書かれています。
逃げ出そうとしたのか、段ボールの隙間から、ネコが頭を出してもがいていました。
箱を開けると、中には、大人のネコが4匹、子ネコが7匹、合わせて11匹のネコがいたということです。
実は、このすぐ近くにネコの保護施設があり、これまでにも度々、ネコが捨てられることがありました。
ネコの保護施設「猫庭」・手島英樹さん:「残念につきます。ネコがかわいそうです。(遺棄が)もし気付かない場所だったら、たぶん死んでいると思う、熱中症で。段ボールに、粘着テープでとめてあったので」
山口市の11日の最高気温は32.7℃でした。
保護したネコたちの検査を行いましたが、大きなけがや衰弱した様子はないということです。
ネコの保護施設「猫庭」・手島英樹さん:「今は、動物の遺棄は、完全な犯罪なので。きちんと啓蒙(けいもう)していかないと。これからも、(遺棄が)続いていくと思う」
保護施設では今後、新しい飼い主を探す方針です。
(「グッド!モーニング」2022年7月12日放送分より)