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コロナ禍、ペット相談が急増

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コロナ禍、ペット相談が急増
 鳴き声、放し飼い、ふんの臭い…近隣トラブルに発展も

2022年6月2日(木)   

新型コロナウイルス禍でペットに関する相談が増えている。
熊本県健康危機管理課によると、動物・ペットに関する相談件数は記録が残る過去9年間で、最新の2020年度が最も多く、前年度比3割増の約4千件に上った。
ペットの問題は近隣トラブルになることもあり、注意が必要だ。
県内の相談件数は12年度から2千~3千件で推移し、19年度は3014件だったが、コロナ禍に入った20年度に一気に3938件と1千件近く増加した。
同課は「コロナ禍で在宅時間が増え、自宅周辺の環境が以前より気になり始めたのではないか」とみている。
県と熊本市の計11保健所が集計した結果、「犬が外を歩き回っている」「鳴き声がうるさい」との相談が目立ち、他にも「ふん尿の臭いが気になる」「野良猫に餌やりをしている」といった声も寄せられている。
ペット問題は近隣トラブルに発展する可能性もあり、保健所は近所への影響が大きいと判断した場合、飼い主に飼い方を改善するよう注意している。

(写真:熊本日日新聞)

熊本市南区でドッグスクールを運営する家庭犬インストラクターの河野加代子さん(66)も、コロナ禍で犬のトレーニングに関する依頼や相談件数が3割ほど増えたという。
犬を飼う上で河野さんは「しっかりペットをしつけることと、住民同士のコミュニケーションが何より重要」と指摘。
「犬が無駄ぼえしたり、人にかみついたりするのには理由がある。飼い主は犬の状態を日頃からよく観察してほしい」と呼びかけている。


犬を訓練する「ドッグスクール・ヴァベーネ」のトレーナーら=熊本市南区

(樋口琢郎)


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