ペットロス、大切な家族の一員との別れから立ち直る方法
はじめに
家族の一員ともいえる愛犬との別れはとても悲しく辛いものです。
愛犬を失った喪失感をいつまでも引きずっているのはきっとお別れした愛犬にも心配をかけてしまうはず。
ペットロスから立ち直った私の経験がお役に立てればと思います。
飼っていた犬
犬種:
コーギーと柴犬の雑種です。
顔はコーギーそっくりで体系は柴犬寄り。
甘えん坊でちょっと臆病な子でした。
飼っていた年数:
私が小学生の頃に家族に迎え入れ、16年間飼っていました。
飼い始めたきっかけ:
突然、父親が知り合いの家で産まれた子犬を連れて帰ってきました。
動物が大好きだったので妹や弟と一緒に大喜びしたのを覚えています。
とっても人懐っこく、抱き上げると服のボタンをペロペロ舐めていました。
母親はとくに可愛がっており、私たち兄弟の末っ子のように可愛がっていました。
亡くなった理由:
獣医さんには老衰と言われました。
歳をとってからは散歩に行きたがらなくなったり、食欲もあまりなくなってはいましたがそれなりに元気でした。
ある日、食事をまったく受け付けないので動物病院に連れて行ったところ年齢のせいだということで栄養剤の点滴を打ちました。
それから毎日点滴をうちに動物病院に通っていましたが、1週間ほどたった頃、朝起きて様子を見に行くと静かに息を引き取っていました。
ペットロスから立ち直った方法:
しばらくは夜中々眠れなかったり、突然愛犬のことを思い出して涙が止まらなくなる日々が続いていました。
家族全員落ち込んでいましたが特に母親の落ち込みが酷かったように思います。
しかし以下のことを実行することで、少しずつ哀しみから立ち直ることが出来たと思います。
ペット葬儀を行い、しっかりお別れをする:
専門の業者に依頼し、火葬を行いました。
しっかりお経も上げてもらい、お別れの儀式をすることで心にけじめが付けやすくなったと思います。
また、他の犬や猫たちと一緒に共同の墓地に埋葬し、友達がたくさんいる所に送ってやるという気持ちになれました。
お墓参りに通う:
月命日以外にも思い立ったらなるべくお墓参りに通うようにしました。
他のペットたちと共同の墓地なので他にもお参りに来ている人と会うことがよくありました。
「向こうで一緒に遊んでるといいですね」などと話をして同じ哀しみを共有している人と触れ合うことで少し心が軽くなりました。
また、共同墓地にはペットが好きだった食べ物やオモチャがたくさん備えられていてとても賑やかで、「みんな大事にされていたんだな」「ここに眠る子たちはみんな幸せな子たちだな」と思うことですごく救われました。
新たなペットを迎える:
ペットを亡くして新たなペットを迎えることには賛否両論あるとは思いますが、我が家では家の中に犬が居ない生活というのが寂しくて仕方がなく、家族でよく話し合った末に保健所にいる犬を引き取ることにしました。
愛犬が亡くなってから半年後のことでした。
新たなペットを迎える前にお墓に「あなたの妹を迎えるよ」と報告をしました。
新しい子を迎えた後も一緒にお墓に連れて行って挨拶をしました。
愛犬を亡くして一番ふさぎこんでいた母親が、また犬の世話や散歩という仕事ができたことにより元気を取り戻してくれたことが一番大きい収穫でした。
ペットロスに苦しむ人へ:
新たなペットを迎えるということは、またいつか愛犬との別れを覚悟しなくてはならないということです。
よく家族と相談して考えた上で判断して欲しいと思います。
私は愛犬のお墓参りに通う中で、同じ哀しみを乗り越えてきた方々と知り合い話し合うことでとても前向きな気持ちになることができました。
ネット上ではペットロスに苦しむ人たちが交流する掲示板などもあります。
そのような場で自分の哀しみを吐き出してみるのも良いのではないでしょうか。
おわりに:
愛犬との別れは辛く哀しいものですが、それまでの幸せだった日々を笑って思い返せる日がくるように、今を大切に愛犬を愛してあげて欲しいと思います。