義務化初日に…マイクロチップが決め手で50歳女を逮捕
ペットショップからチワワ盗んだ疑い 福岡県
2022年6月1日(水)
北九州市で、ペットショップに展示されているイヌを抱きかかえてそのまま盗んだ疑いで、6月1日に50歳の女が逮捕されました。
決め手は、逮捕当日から装着が義務化されたイヌ用のマイクロチップでした。
(警察提供の画像:盗まれたチワワ)
窃盗の疑いで逮捕されたのは、北九州市八幡西区の無職・山崎今日子容疑者(50)です。
八幡西警察署によりますと、山崎容疑者は今年4月、自宅近くのペットショップで、販売価格30万円で展示されているチワワを盗んだ疑いが持たれています。
店員に「イヌを抱っこしたい」と申し出てチワワを抱きかかえた山崎容疑者は、「店内にいる(別の)イヌがうんちしている」と言い店員の注意をそらした隙に、走って逃げたということです。
今回、逮捕の決め手になったのは、6月1日からペットのイヌとネコへの装着が義務化されたマイクロチップです。
被害にあったペットショップでは約10年前から店内のすべてのイヌとネコにマイクロチップを装着していました。
山崎容疑者は、事件の前にも何度かこの店を訪れていて身分証明のコピーが残っていたため、店はチワワが盗まれたことを警察に相談。
警察が山崎容疑者の自宅を訪ねたところ、イヌとネコが約20匹飼われていましたが、この中から、装着されたマイクロチップの情報をもとに盗まれたチワワを特定し、逮捕に至ったということです。
警察の調べに対し、山崎容疑者は「イヌは友人にもらったものです」と容疑を否認しています。