「ペルーの忠犬ハチ公」
帰ってこない飼い主の漁師を海辺で待ち続けて…
2022年3月16日(水) 日刊ゲンダイDIGITAL
「ペルーの忠犬ハチ公だ」と話題になっている。
先日、ジョリー・メジアさんという女性がペルーのリマ郊外プンタネグラに行き、海岸を散歩していた時のこと。
1匹の犬が海岸に座り、海を見つめていた。
しばらくして、同じ場所に来てみると、やはり犬はじっと海を見ていた。
(ジョリーさんのフェイスブックへの投稿から)
気になったジョリーさんが通りがかった地元の男性に事情を聞いたところ……。
犬の名前は「バギート」。
数年前まで漁師に飼われていた。
漁の時以外、どこへ行くにも一緒だった。
漁師が出船する時は、港で漁師をいつまでも見送っていたという。
その漁師は数年前に出漁して戻ってこなかった。
それ以来、バギートは暇があると海岸に来て、帰らぬ主人を待っているというのだ。
バギートは地元では有名で、その忠犬ぶりに心を打たれた人たちが、バギートの世話をしている。
ジョリーさんは、最初にバギートを見た時、首輪もしていて、毛並みもきれいなので、誰かから大切に飼われていると思ったという。
ジョリーさんがこの話をフェイスブックに投稿したところ、急拡散。
スペイン語圏のメディアはもちろん、英語圏のメディアも報じ、話題になっている。
この話を報じた英語のニュースサイト「オディッティーセントラル」では、併せて、飼い主の死後もずっと東京・渋谷駅で帰りを待った「忠犬ハチ公」のエピソードも紹介している。