猫の“一生懸命”に胸キュン!
レンズ越しの表情に魅了された写真家
ほ・とせなNEWS編集部
「コレはナニ?」(C)MARCO
日本が誇る精巧な作りの食品サンプル。
食べ物に見えるのに、おいしい匂いがしない。
スパゲッティの食品サンプルを興味深く見つめる猫たち。
「おいしい匂いがしニャい……」「これは何の食べ物だニャ?」と、まるで猫たちの会話が聞こえてくるよう。
この表情豊かな猫たちの写真を撮影したのは、平日は会社員、休日はアマチュアカメラマンとして活動するMARCOさんです。
「おもちくジャンプ」(C)MARCO リモートで取材に応じてくれたMARCOさん
MARCOさんは週末に、おでんにちなんだ名前をつけた4匹の保護猫「おでんカルテット」と、実家の犬猫3匹「飯闘呼組(いとこぐみ)」のユーモアあふれる写真を撮り続けていて、9月17日からは、札幌市で写真展も開催しています。
レンズ越しに見る猫の表情に魅せられて
「金魚とにらめっこ」(C)MARCO
旅先用に購入したミラーレス一眼カメラで飼っている猫を何気なく撮影したMARCOさん。
撮っていくうちに、レンズ越しに見る猫の表情に魅了されたそうです。
「たまたま自宅に猫がいたので撮ってみたら、めちゃくちゃ写りがよくて感動してしまったんです。最初はカメラの性能に感動していたのですが、そのうち猫って、肉眼では見えない表情がカメラの中に写る……そんな世界を感じて徐々にハマっていきました」
ねこじゃらしで遊びながら、ジャンプの写真を撮影。 一番のポイントは私の横で覗いているがんも
一般的に、“呼んでも来ない”のが猫の習性ですが、MARCOさんはそのマイペースなところこそが彼らの魅力だと話します。
「猫ってとことんマイペースなんですよね。マイペースだけど、自分のやりたいことには一生懸命なんです。それが表情としてグッと出るんだと思います。その一瞬を切り取って、おもしろい一面も知ってもらえたらなって」
「ねこレンジャー発進!」(C)MARCO
おでんカルテットのうちの1匹「がんも」も食べ物が大好き。
食べ物を机に置いていると自然に表情に現れるのだそう。
その一瞬を撮影しています。
「猫って1回嫌になると二度と来てくれなくなるので、根気よくやっています(笑)ガチガチに気合を入れると大体うまくいかない気がするので、相手を楽しませるようにやっています」
「がんもと天むす」(C)MARCO
猫との暮らしに寄り添いながら
平日は仕事をし、休日のみアマチュアカメラマンとして活動するMARCOさんですが、今のバランスがちょうどよいと話します。
「老後まで末永く趣味で写真を撮りたいので、仕事という世界もありつつ、写真の世界もありつつっていう、今の状態がちょうどいいなと思っています。猫たちとの生活も大切にしたいので、毎日カメラを構えているのも、それもどうかなって思いますし。暮らしの中で撮っていけたらいいですね」
「じゃましたい」(C)MARCO 実家にて撮影
カレンダーの整理をしていたら、じゃまをしにきたメイ。困る父。
猫との暮らしを大切にしているMARCOさんだからこそ、それぞれの猫たちの魅力的な表情を引き出せるのかもしれません。
おでんカルテット、飯闘呼組の写真は、MARCOさんのInstagramでも公開中です。
相関図(C)MARCO おでんカルテットと飯闘呼組の関係が明らかに!