【動物あいごパネル展】 開催内容のまとめ
上記パネル展は2年に1回のサイクルでその回ごとに重点テーマを挙げて行っています。
今回は「地球温暖化」を取り上げ、中でも動物たちへの影響と存続危機についてです。
下記の内容にて開催いたしました。
実施した会場の展示パネル等により内容の説明をさせていただきます。
●開催日時:2021年10月5日(火)~10月10日(日) 10:00~16:30
●開催場所:「げんでんふれあいギャラリー」 敦賀市本町2丁目9番16
「展示内容一覧」
①日本の動物愛護の現状と課題
②地球温暖化による気候変動危機に伴う多種多様生物の生命危機意識高揚
③里親さんありがとう!
④動物愛護ポスター
⑤動物への感謝の心、アニマルセラピー等の動物福祉社会の実現へ
183点展示しました。
①日本の動物愛護の現状と課題
日本における犬・猫の収容、返還・譲渡。殺処分の過去からの推移と現状についてグラフで提示し、「犬・猫が捨てられる理由」、「捨てられた犬・猫はどうなるの?」、「改正動物愛護法」等のパネル展示です。
②地球温暖化による気候変動危機に伴う多種多様生物の生命危機意識高揚
地球温暖化の状況説明用パネル等の展示です。
ハリケーン被害でペットと共に避難する人たち・ペットを救出する人たちの姿
オーストラリア森林火災での被災した動物たちを救出する人たちの姿
地球温暖化による気候変動危機を抑止するために私たちができること
映画『グレタ ひとりぼっちの挑戦』は、10月22日より全国公開
③里親さんありがとう!
④動物愛護ポスター
⑤動物への感謝の心、アニマルセラピー等の動物福祉社会の実現へ
地球上に人間が出現して以来、我々人間は多くの動物たちに恩恵を受けてきました。
人間のために働く動物たち・食料となる動物たち。
しかしながら、ともすれば、当たり前のようになってしまっている・・・モノ扱いの現状・・・不幸な動物たちを生み出しているのが現状です。
更に地球温暖化が問題視されている中、気候変動危機により多くの動物が命を失い、絶滅危機にさらされています。
もし、地球上に生き物(動物・植物)がいなくなったとしたら人間は生きていけません。
生き物の命を大切にすることに気付き、感謝の心を持つことです。
そうすることで、不幸な動物たちはいなくなり、人と動物とが共生する社会になっていくのです。
「嶺南ケーブルネットワーク」さん取材~つるがチャンネル「つるいち」で放送
「福井新聞社」さん取材~福井新聞に掲載
「kirameki club」 に掲載
【犬・猫に纏わる相談・依頼事等】
今年1年間に18件(一過性の内容は除く)ありました。
内容は毎年同様に多種多様ですが、ここ数年は野良猫に関する相談・依頼事が多かったです。
そして毎年同様に面識のない方々が大半です。
メールや電話でのやり取りだけでなく、基本的にはお会いして現場を見せていただくなり、ざっくばらんにお話しして状況を聞かせていただいたりしています。
そうすることでその詳細が解ってきます。
1件1件に非常に奥深いものがあり18件の内容を説明することはできませんが、次の【大好き・私の夢】の思いと願いをお伝えします。
日刊県民福井掲載【大好き・私の夢】より
日刊県民福井さんでは「大好き・私の夢」というコーナーがあり、定期的に掲載されていますが、その中に動物愛護に纏わる投稿が毎年1年間に20件前後あり、ピックアップして当ブログに掲載させていただいています。
下記の投稿はまだ未掲載です。
今年の最終を飾るかのように感動する投稿がありましたので掲載しました。
2021年12月24日(金)掲載
短い文章ですが今までにいろんな体験をされてきた様子が伺えます。
特に、「動物が悲しまないようにしたい」という言葉に深い感銘を受けました。
過去に比べれば年々殺処分は減少してきていますが、まだまだ不幸な動物たちが多く存在します。
先日、ネット上に「犬猫殺処分 過去最少2.3万匹 譲渡率約7割で最高に」2021年12月24日(金) テレ朝news の記事がありました。
(参考)環境省のホームページより 環境省_動物の愛護と適切な管理 (env.go.jp)
しかし、自治体の動物愛護センターというのは最後の砦なんです。
そこに至るまでに犬猫がどのような状況になっているのでしょうか・・・
・虐待・・・多発しており、どんどん増加傾向にある
・悪徳ペット販売業者・・・年間売れ残った犬猫がおよそ26千匹が処分されて行方不明になっている
・安易にペットを買う飼い主のレベルの低さ・・・無責任な行動により不幸なペットを生み出している
・野良犬猫に餌やりだけする人間・・・不妊手術をしないためネズミ講のごとく増える→殺処分へとなっていく
・適切なペット飼育に関する行政機関による末端までの人間への周知徹底が不備
・その他諸々
捨てられた犬猫たちは、厳しい環境の中で死んでいく率が高く(5匹中1匹しか生き残れない)、なんとか生きて乗り越えてきたものの動物愛護センターに収容され殺処分。
譲渡会等で譲渡される犬猫が年々増加傾向にあり、収容された犬猫全てが殺処分されるわけではありませんが、それでも犬猫約26千匹(最新データより)が殺処分されているのが現状です。
イギリス・ドイツ等の欧米先進国と比較しても日本はまだまだ多くの課題が山積しており、動物後進国と言っても過言ではありません。
田中美瑛さんのような若い方々の多くが社会人になっても動物愛護の心を持って活動され、若い世代の方々が日本が動物に優しい動物福祉国家になっていくために頑張っていって欲しいと願っております。