今年も残すところ2日になりました。
今年1年間の弊会が行ってきた行事等について、今日と明日の2回に渡りお伝えします。
「みんなで学ぼう!動物あいご2021」実施内容のまとめ
【はじめに】
弊会が発足してから14年、発足した翌年から毎年敦賀市内の児童クラブで実施してまいりました。
児童クラブのご協力・ご理解のお陰で、年々開催するクラブは増加し最多で11ヶ所でしたが、昨年は新型コロナウィルスの影響で残念ながら中止となり、今年こそは!と思っていたところ更に今年は新型コロナウィルスが拡大し、今年も中止せざるを得ない状況で半分諦めていた状態でしたが、児童クラブの先生から実施の旨呼びかけがあり、開催の運びとなりました。
児童クラブの先生方には感謝いたします。
■目 的
敦賀市内児童クラブの学童(小学1~6年生)を対象に、動物愛護に纏わる紙芝居やアニマルセラピー動画などを通じて、子供の頃に動物愛護というものの知識と理解をしてもらい、動物愛護の感性を持った人間として成長して、不幸な動物たちが無くなる共生社会実現に貢献してくれることを願い実施しました。
■実施日時・実施場所等
7月26日(月) 松原児童クラブ(1年生対象)
7月27日(火) 松原児童クラブ(2年生対象)
7月28日(水) 松原児童クラブ(3~6年生対象) ※学童の人数が多いので学年別3回に分けて行いました。
8月 2日(月) 黒河児童クラブ
8月 5日(木) 第2南児童クラブ
8月20日(金) 第2粟野南児童クラブ
8月25日(水) 第3粟野児童クラブ
以上 5児童クラブで7回実施
時 間 10:00~11:00 総 人 数 約270名
■実施内容
人数の大小に応じて、40インチ液晶モニターとプロジェクターを使い分けし、視聴覚教材を主体として実施しました。
①「お母さんのらねこのおはなし」 ・・・所要時間約30分
お母さん野良猫が5匹の子供を産みました。
しかし自然環境は厳しく子猫たちは、人間に虐待されたり、天敵に襲われたり、交通事故に遭遇したり、・・・悲惨な環境の中で生き残ったのはお母さん猫と子猫1匹に・・・・
このままでは、お母さん野良猫も子猫も生きていくことは大変厳しい状況でした。
そのような中ある日、幸いにも心ある人に保護されました。
そして、子猫は里親さんに貰われ、お母さん野良猫は地域猫として生きていくことができました。
・学童たちに6つの質問と説明
質問1.なんで野良猫っているんだろう?
質問2.捨てられた野良猫はどうなるんだろう?
質問3.野良猫が生き残れるのはどれくらいなるんだろう?
質問4.「地域猫」とはなんだろう?
質問5.「地域猫」は幸せなんだろうか?
質問6.どうしたら飼い主のいない野良猫や地域猫はなくなるんだろう?
②動画「病気の子どもたちを癒すファシリティードッグの力」 ・・・所要時間約15分
「ファシリティ」は英語で日本語に訳すと「施設」、「ファシリティドッグ」とは病院などの施設で働く犬という意味になります。
神奈川県の子ども病院で働くファシリティドッグ「ベイリー」と病院で治療を受けている子供たちの物語です。
病気の患者さんとの触れ合いなど精神的なケアを行う「セラピードッグ」というのは比較的知られていますが、大きな違いは「セラピードッグ」はいろんなところへ出向いていくのに対し、「ファシリティドッグ」は1つの病院に常勤しています。
小児がんなど重い病気の子供たちに寄り添い癒し励まし、病気への不安や手術などの痛み・精神的な苦しみを和らげ勇気づけてくれる存在です。
ファシリティドッグとのふれあいから子どもたちは生きる勇気をもらい、苦難を乗り越えようと頑張っています。
ペットを飼うことは、心身の健康に良い影響を与える・・・アニマルセラピー
人間と動物とが共生する動物福祉社会の実現を!
動物たちとの共生を推進する会
③動物への感謝の心 ・・・所要時間約5分
地球の歴史は46億年、人類が誕生したのはほんの20万年前(ホモサピエンス)。
(哺乳類が誕生したのは6600万年以降、猿人は700~400万年前→進化)
もし地球の46億年の歴史を1年間におきかえて考えると、人類誕生は12月31日の午後11時37分となります。
私たち人間は、他の動物にはない知能を持っており、短い歴史の中で大きな発展をしてきました。
人間が地球上に出現してから振り返ってみると、古代からいろんな動物などを使いお世話になってきました。
★人間のために働く動物・・・馬・牛・ラクダ・犬、動物園の動物、etc.
★人間の食料になる動物
しかし、我々人間はともすれば、当たり前のようになってしまっている・・・モノ扱い
もし、地球上に生き物(動物・植物)がいなくかったとしたら人間は生きていけません。
多くの生き物が、私たち人間が生きるために役立ってくれているのです。
生き物の命を大切にする、感謝の心を持って成長してくれることを願います。
※感想文のお便りをいただきました・・・
学童たちの思いがこもった感想文、ひとつひとつ読ませていただくことにこの活動のやりがいを感じます。
学童たちの素直な気持ちが伝わってきていろいろと貴重なことを知ることができ、活動を行っていく上でとても参考になります。
【振り返って・・・】
新型コロナウィルスが蔓延する中、児童クラブの先生より実施の旨呼びかけ依頼があり、幸いにも大勢の学童たちと接することができました。
学童たちは真剣に聞いてくれている印象を深く感じ、とてもやりがいというものがあり、今後も継続して進めていくことが私共の使命と思っております。
純真な心持った子どもの時に動物愛護というものを知り、動物ってもらい、日本が真の動物先進国になるように社会貢献してくれることを願っています。
先生方にはたいへんお世話になりました。