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町を放浪し、保健所に収容されていた柴犬

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町を放浪し、保健所に収容されていた柴犬
 →心を閉ざすも、今の飼い主と出会い笑顔を見せるように

2021年11月28日(日) いぬのきもち

「保護犬」といっても、保護されるまでの境遇はさまざま。
なかにはつらい経験をし、心を閉ざしてしまうコもいます。
今回紹介するのは、Instagramユーザー@kuroshiba_toraさんの愛犬・黒柴のとらくん(取材当時推定年齢8才)。
いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、保護犬だったとらくんとの出会いや今の暮らしについて、飼い主さんに話を聞きました。

◆町を放浪していたところを捕獲。保健所に収容されていた
とらくんと飼い主さんご家族の出会いは、約5年前のことでした。
当時、最愛の愛犬を亡くした直後で、悲しみに暮れていたという飼い主さんご家族。そんなある日、保健所のホームページを見たときに、とらくんが収容されていることを知ったといいます。
とらくんは元の飼い主に捨てられた可能性があり、町を放浪していたところを捕獲されたのだとか。
その後、保健所に収容されたのだそうです。


笑顔のとらくん

◆決め手は、お父さんの一目惚れ
飼い主さんは、とらくんとの出会いをこのように話します。
飼い主さん: 「とらを家族に迎える一番の決め手は、お父さんの一目惚れでした。ホームページを見てとらのことを知ってから保健所に何度も足を運び、とらを家族に迎えることになったんです」


大好物の犬用チーズを見て、キラキラ笑顔に

◆心を閉ざしていたとらくん
可愛い笑顔がとても印象的なとらくん。
今の姿からは想像できませんが、家に迎えたばかりの頃は心を閉ざしており、いつも表情がなくてしっぽは垂れ下がっていたそう。
飼い主さんご家族のことも警戒していて、定位置はいつも玄関の隅っこ。
座ったままの姿勢で寝ていることもあったのだとか。
また、放浪期の食生活とストレスで胃腸の調子が悪く、しばらく通院の日々が続いたそうです。
飼い主さん: 「幸いにも、とらは病院、特に主治医の先生が好きなようで、 毎回しっぽを振って診察室に入ってくれました」
飼い主さん: 「とらが私たち家族に心を開いてくれるまでに、1、2年はかかりましたが、日々見せてくれる可愛らしい姿や、日々発見する新しい一面に、毎日愛おしさが増していきました」


寝方が可愛いとらくん

◆笑顔を取り戻したとらくん。自己主張もできるように
これまでのつらい経験からか、しっぽを振ったり、笑っているような表情を見せるという、犬らしいしぐさや行動を見せなかったというとらくん。
しかし、飼い主さんご家族の愛情を感じながら生活にも慣れていき、とらくんは少しずつ嬉しい変化を見せてくれたようです。
飼い主さん: 「今では、私たちが帰宅したときやお散歩に行くとき、 おやつがほしいときなどにしっぽを振ってくれますし、 なでてあげるとニッコリした表情を見せてくれます」
飼い主さん: 「また、とらはいつものんびりしていますが、毎日のルーティンに忠実な性格で。朝夕夜のお散歩、お留守番の時間、ごはんやおやつの順番、 寝る時間まできっちり決まっているので、その時間が近くになると毎度催促してきます。 大のお散歩好きで、お散歩時間が近くなると鼻を鳴らして人を追いかけ回しますね(笑)」

◆とらくんと、もっともっと仲良くなれるように
とらくんのおかげで、毎日幸せを感じているという飼い主さんご家族。
最後に、とらくんへの思いをこのように話してくれました。
飼い主さん: 「今はもう、とらのいない生活が考えられません。これからも毎日平和に暮らしながら、とらともっともっと仲良くなっていきたいです!」
飼い主さんご家族のもとで、穏やかで幸せなシニア期を過ごしているとらくん。
笑顔あふれる日々の様子を、ぜひご覧ください。

【画像】保護犬だったとらくん、飼い主さんに微笑む姿、くつろぐ姿も!

 写真提供・取材協力/@kuroshiba_toraさん 取材・文/雨宮カイ
いぬのきもちWeb編集室


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