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犬も猫も人も、家族になれば、ずっと幸せ

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犬も猫も人も、家族になれば、ずっと幸せ 神戸の動物愛護施設

2021年11月11日(木) 毎日新聞

神戸市北区の動物愛護拠点「こうべ動物共生センター」で開かれている保護犬・猫の譲渡見学会やふれあい体験のイベントが盛況だ。
オープンから1カ月で約2700人が訪れており、担当者は「動物と人がずっと一緒に、幸せに暮らせる社会づくりに向けてサポートをしたい」と意気込んでいる。
【木田智佳子】


施設では、プレールームで遊ぶ保護猫をガラス越しに見学できる。左は「初代センター長」に就任したみお=神戸市北区のこうべ動物共生センターで、2021年11月8日午後3時34分、木田智佳子撮影

◇しつけ教室やセラピー研究も
市動物管理センターの機能の一部を移転。
「人と動物との関わり」をテーマに、市民参加の学びや研究、相談の場として市が同市北区のしあわせの村内に開設した。
レクリエーション施設のある立地から、親子連れが多く訪れている。
公益社団法人「Knots」(ノッツ)と市獣医師会が連携して運営。
当初8月を予定していたオープンは新型コロナウイルスの感染拡大で延期され、10月9日に開所した。
譲渡候補の保護猫がプレールームで過ごす様子をガラス越しに見ることができ、スタッフが保護犬を散歩させる姿に出会うこともある。
人と暮らすためのしつけを受けて譲渡候補となる犬猫にとって、「いろいろな人と触れあうことはトレーニングになっている」と同センターの安田伸二獣医師は話す。

◇殺処分、19年度は全国で3万匹
環境省によると、2019年度に全国の自治体に収容された犬と猫は計8万5897匹。
自治体は直接または市民団体などを通じて、新たな飼い主を探すが、譲渡先が確保できなければ殺処分される。
同年度に殺処分された数は全国で3万2743匹(収容中の死亡を含む)に上る。
神戸市では重い病気などで譲渡困難な場合以外は殺処分を避けるように努めている。
17年4月には、人と猫の共生を目指す条例が施行され、獣医師会や市民団体と連携して野良猫の不妊去勢手術を行っている。
市の殺処分は、16年度が犬15匹、猫406匹、20年度が犬8匹、猫95匹だった。

◇開設1カ月で計8匹に出会い
「こうべ動物共生センター」では開設から1カ月で、お試し飼育も含め計8匹の犬猫が新しい家族に迎えられた。
拠点では、犬猫のしつけ教室や獣医師体験、子ども向けの動物共生教育など多くの市民参加プログラムがあり、アニマルセラピーの研究も始まっている。
8日にあった「介助犬と歩こう」には、大人と子ども計17人が参加。
「兵庫介助犬協会」(西宮市)のPR犬と一緒に緑地の散策路を歩き、触れ合いの時間を過ごした。
家族と参加した神戸市灘区の小学2年、森悠香(はるか)さん(7)は「楽しかったし、ますます働く犬たちのことを知りたくなった。将来は保護犬を何匹も飼いたい」と目を輝かせていた。
プログラムはホームページで順次紹介。
休館は火曜日。
問い合わせはこうべ動物共生センター(078・747・3061)。

こうべ動物共生センター - (kobe-chai.jp)


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