世界で最もかわいい“捨て犬”に選ばれた米国の雑種犬と新しい飼い主の絆
2021年10月26日(火) 日刊ゲンダイ DIGITAL
米誌ピープルが「世界で最もかわいいレスキュー・ドッグ」というコンテストを主催し、1万匹以上の候補の中から、イリノイ州セントチャールズに住む女性ジャッキー・レーカーズさん(30)が飼っている雑種犬の「ヘブン」を選んだ。
ジャッキーさんとヘブン(本人のインスタグラムから)
レスキュー・ドッグには2つの意味がある。
1つは救助犬のこと。
もう1つは、元の飼い主に虐待されたり放置されて捨てられたが、その後、新しい飼い主に引き取られた犬のこと。
ピープルが行ったコンテストは、後者のレスキュー・ドッグのコンテストだ。
ジャッキーさんは2019年2月、当時生後5カ月だったヘブンを同州プレインフィールドにある動物愛護施設から引き取った。
フェイスブックでヘブンを見つけ、一目で好きになってしまったという。
今ではフレンドリーな性格のヘブンだが、引き取った当初は、人間に対して極端な恐怖心を示し、強い不安感を見せていた。
また、目の手術をしなければならない状態だったという。
ジャッキーさんは愛情深くヘブンに接し、犬好きの人たちが集まる公園やホームセンターなどに頻繁に連れて行って、少しずつ人間に対する恐怖心を取り除いていったという。
コンテストの商品は、ドッグフード1年分と慈善団体への寄付金1000ドル(約11万4000円)で、寄付する団体はジャッキーさんが選べるというもの。
ジャッキーさんはドッグフードは動物愛護施設に寄付し、また寄付金の対象には退役軍人のための介助犬を訓練している非営利団体を選んだ。
ジャッキーさんはピープル誌に掲載された写真を自身のインスタグラムに投稿し、次のように記した。
「この子は以前は誰もが無価値だと思い、引き取ろうとしなかった犬です。それが『世界で最もかわいいレスキュー・ドッグ』になりました。人間がこの子にしたことを思えば、私のことを信じてくれる理由などありませんでした。でも、この子は信頼と愛を選び、多くの困難を克服したのです」
この記事のように、数多くのペットがいる中での特定ペットとの出会い、不思議な縁と絆を感じます。
この記事の写真からは、2人の深い絆というのが感じ取れます。
何物にも代えがたい幸せな生活、いいですね。
ペットを捨てる人間、ペットも人間も不幸な生活・・・
ペットも人間も共に限られた生涯を幸せに生きたいですね。
(byぬくもり)