ワンちゃん一緒に ドッグラン＆カフェ・ブドウ農家が構想
2021年6月20日（日） 日刊県民福井
２６日プレオープン
坂井、あわら両市に広がる「坂井北部広域農道（フルーツライン）」沿いに２６日、ドッグランとドッグカフェがプレオープンする。
あわら市へＩターン就農したブドウ農家の岡田英明さん（４１）が、あわら観光の拠点として開設。
ワイナリーなども整備し拡充する構想があり、あわら盛り上げの第一歩を踏み出した。
（畑明日香）
プレオープンを控えるドッグラン＝いずれもあわら市山十楽の「あわら温泉フルーツパークＯＫＡＹＵ」で
あわらの観光盛り上げへ
ドッグランとドッグカフェは、岡田さんが運営する観光果樹園「あわら温泉フルーツパークＯＫＡＹＵ」（あわら市山十楽）の敷地内にある。
ドッグランにはハードルや平均台などが設置されており、岡田さんによると、屋外のドッグランにこうしたアジリティ（障害物競走）が併設されているのは県内唯一という。
ドッグランの横には、犬を連れて飲食できるカフェスペースも用意。
犬用のドライフルーツやグッズも販売する。
営業は土日・祝日限定で、午前９時〜午後４時。
「犬を連れて楽しめる場所が県内には少ない。犬を連れた方々が安心して楽しめる空間をつくりたい」と意気込む。
岡田さんには、果樹園近くで長い間利用されていなかった店舗と森２万平方メートルを活用し、観光拠点「十楽の森」として整備する構想がある。
ドッグランとドッグカフェは、その敷地内で１０〜１１月ごろに本格オープンする予定。
果樹園内でのプレオープンは準備期間としての位置付けだ。
「十楽の森」では他にも、キャンプ場や農産物直売所、ワイナリーなどを順次整備していくことを計画しており、地域資源を生かした観光拠点を目指している。
岡田さんは「観光客に向けてあわらの魅力アップにつながる場にしていけたら」と意気込んでいる。
クラウドファンディングを実施中。
目標金額５０万円は達成したが、活動を知ってもらうことを目的に、７月中旬まで資金を募っている。
