一般財団法人「クリステル・ヴィ・アンサンブル」
【代表メッセージ】
「共に、生きる。」
子供のころ、“星の王子様”という一冊の本に出逢いました。
そこに私の人生を変えた言葉があります。
“本当に大切なものは目に見えないんだよ”
“目に見えないこと”であふれているこの世の中で、人間と動物の関係に関心を持ちはじめたのは、10年ほど前からでした。
彼らに対する、私たちの無知や無関心。
多くの人にとってそれが当たり前となってしまっている現実に大きな疑問を持ち始めたのです。
相手が人間であれ、動物であれ、“無視する”ことほど、命あるものにとって酷な向き合い方はありません。
どんどん住処を奪われ、生きる場所がなくなる野生動物たち。
私たちの都合で、モノのように大量生産され、消費されるペットたち。
動物たちは、私たちと違い、自分たちの思いを声に出して訴えることができません。
彼らの“声なき声”に耳を傾け、きちんと向き合えるのか、このまま“無視してしまう”のかは、私たちの責任ある選択に任されています。
2020年のオリンピック、パラリンピック開催が決まった日本。
それは、魅力あるすばらしい国として世界に認められたということです。
しかし一方で、日本は動物の保護・福祉に関しては他の先進国に比べてはるかに遅れていると言わざるを得ません。
“共存”、“ともに人生を歩む”とは、一体どういうことなのか?
2020年、私たちは世界中からの人々を日本にお招きし、おもてなしすることになります。
このまたとない機会を、生きものたちとの共存を見直すチャンスとするために、私はこの財団を設立しました。
私たちの気持ちが少しでも彼らに寄り添い、健全な支え合いをとりもどすことで、日本が本来持っていた、たくさんの思いやりや知恵が、再び甦ってくれることを信じています。
2014年5月29日
野生に暮らす生きものたちは、互いにつながり支えあい、その生態系は精妙なバランスで自然環境を構成しています。
私たちの身の回りにあるほとんどのものが、豊かな自然の恵みに由来するもの。
彼らは、人間の生活を支えてくれている友人です。
犬や猫など、人間と暮らすペットは、人間に癒しを与えてくれます。
言葉は通じなくても、気持ちは通じています。
楽しいときだけでなく、つらいとき、悲しいとき、いつも私たち人間を支えてくれる家族です。
私たちは、人間を含めお互いの命が共存・共生し、調和する社会の実現を目指しています。
声なき声に耳を傾け、あらゆる命の可能性を見つめながら、互いに支えあえる社会の実現を、より深く追求していきます。
【財団について】
一般財団法人
CHRISTEL VIE ENSEMBLE
(クリステル・ヴィ・アンサンブル)
VIE ENSEMBLEは、フランス語で「ともに人生を歩む」「一緒の命」という意味。
同じ価値の命がお互いに支えあう社会、共存・共生する社会の実現への願いを込めています。
【写真について】
この財団を立ち上げるに際し撮影されたこれらの写真は、滝川クリステルの愛犬アリスの故郷であり、また、東日本大震災で津波の被害にあった福島で撮られたものです。
震災後の混乱の中、助けられた命と不幸にも救えなかった命があります。
そんな中、奇跡的に救出されたのが、このアリスでした。
アリスの故郷の浪江町には変わらず足を踏み入れることはできませんでしたが、縁あって出逢えたこの小さな命とのつながりを想い、また今でもなお、助けを求めている多くの命がここ福島や保健所、シェルターにいることを伝えたく、敢えて福島での撮影となりました。
撮影に協力していただいた操上和美さんに改めて御礼申し上げます。
以 上
滝川クリステルさんは、「命の花プロジェクト」の学校を訪問しブログの中で取り上げています。
「命の花プロジェクト」はテレビでも放映されました。
当会のブログにも載せています。
その「命の花プロジェクト」が本として発売され私は購読しました。
滝川クリステルさんのブログと書籍について数回に渡り「命の花プロジェクト」を当会のブログに掲載してまいります。