今年1年を振り返るといろんな出来事がありました。
◆新型コロナ禍による影響
毎年実施している敦賀市内児童クラブでの行事「みんなで学ぼう!動物あいご」、昨年は11ヶ所の児童クラブで実施し今年は更に増やしていこうかと楽しみにして既に昨年10月以降から準備を進めていましたが、コロナ禍により中止となり残念な結果になりました。
来年こそは、と願っておりますがコロナ禍が来年どこで終息するのか懸念されます。
早く終息することを切に願っております。
次に、毎年実施している「動物愛護パネル展」、これも残念ながら中止となりました。
来年後半に計画しておりますが、実施できるかどうかはコロナ禍の終息しだいです。
[みんなで学ぼう!動物あいご] (過去の写真)
[動物あいごパネル展] (過去の写真)
◆ペットに纏わる相談・依頼事など
コロナ禍の影響なのかどうか定かではありませんが、今年は28件の相談・依頼事がありました。
一過性の内容は含んでおりません。
例年平均して14、5件程度ですが今年は約2倍になりました。
結果的に嬉しかったこと、腹立たしい思いをしたこと、・・・内容は様々です。
犬と猫を比較しますと、猫の内容が圧倒的に多かったです。
猫に関しては、捨てる人間いれば拾う人間あり、しかしながら中途半端に接する人間・捨てる無責任な人間が圧倒的に多く、潜在的に根深い問題が山積しています。
欧米先進国に負けない動物福祉社会実現に向けて、人間の質を向上させていく施策が大きな課題だと思っています。
◆「エンジェルズ」訪問
滋賀県高島市を本部とする 非営利活動法人 動物愛護団体「ANGELS」 に訪問し代表理事の林様にいろいろお聞きする機会がありました。
規模が大きく、日本中に大阪・広島など多くの支部があります。
本部にはシェルターもあり犬猫を収容、特に犬が多いです。
東日本大震災の時には現地に行き多くの犬や猫を保護してこられました。
日本中のいたるところから保護した犬の収容、本部はシェルターがあることからここに集約して収容しています。
犬猫の定かな数は分かりませんが、犬400匹前後、猫100匹前後・・・
体に障害を持った多くの犬や猫、休憩時間もないほど一生懸命に世話をしているスタッフの方々・・・、現場を見せていただきなんとも言えない気持ちになりました。
「エンジェルズ」さんの施設を後にして帰る道中、出会った犬や猫の姿が頭に浮かび涙が出てきて暫くの間車を止め、いろんなことが脳裏をよぎりました。
日本の行政機関においては、殺処分ゼロ達成!とかよく耳にしますが、その裏では不幸な動物たちが沢山いるのです。
まだまだ日本は欧米先進国に比べて低い状況です。
「木を見て森を見ず」ではダメ、広く見ることが大事、ということを実感しました。
http://angels2005.org/
◆愛犬との別れ
私事ですが、我が家の愛犬「ラッキー」が、12月6日(日)に死去、享年14歳でした。
今まで3匹の犬を飼っていて2匹は既に他界しており、最後に残った「ラッキー」でした。
ラッキーは保健所に収容されていた子でした。
当時野良犬が多く、保健所の職員の方々は日夜奔走していた状態でした。
弊会が発足した年であり、弊会も野良犬の保護や里親探しなどに奔走していました。
そんな中、「白い犬が保健所にいる」という情報が入りラッキーのことを知るきっかけができ、保健所に行き引き取ったのがラッキーとの出会いでした。
ラッキーが保健所にいた時に関わっていた職員さんにお会いする機会があり、当時保健所に多くの野良犬が収容されている中、職員さんは12日間に渡り「ラッキー」の面倒をみており里親探しを行っていたということでした。
職員さんは、私が既に2匹の犬を飼っていたので「無理しないで結構です。里親探しますから」と言われましたが、「私が責任持って飼います」と申しました。
我が家の家族になったラッキーな犬、名前を「ラッキー」と名付けました。
推定年齢は1歳、Mix犬、メス、でした。
ラッキーとの出会いは何か不思議な“縁”というものを感じます。
13年間ラッキーと共に歩んだ歴史が走馬灯のように思い出されます。
私はもうシニア年齢なので「ラッキー」が最後と決意しておりました。
そのためか亡くなってからとても寂しさを感じる日々が続いています。
サブーから始まり、ハナそしてラッキー、およそ25年間愛犬たちとともに歩んできた私の半生でした。
サブー・ハナもでしたが、ラッキーも亡くなる数日前から苦しみながら生きようと頑張る姿に心を打たれました。
この子たちから「最期まで精一杯生きる」ということを教えられました。
我が家ので飼うのはラッキーが最後となりましたが、これから先ワンコ・ネコたちと保護などでのいろんな出会いがあると思っています・・・
2020年、私は70歳になり、いろんな出来事があり、大きな節目の年になりました。
コロナに負けるな!
一日も早い終息を願い、来年は今年出来なかった分を取り戻し、活気ある動物愛護活動を行う決意です。
皆様のご支援に感謝いたします。
皆さん!良いお年をお迎えください!