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Channel: 動物たちにぬくもりを!
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中国の食肉店で命を失う直前に救出された白い犬

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中国の食肉店で鎖につながれ命を失う直前の白い犬、
 手を差し伸べ助けを求める。その後の展開に胸をなで下ろす

2020年11月19日(木) FINDERS

人類の生活をより豊かにしてくれるペットたち。
しかし、国や地域によって食文化がことなるため、犬食文化が残っている地域もあるのもまた事実。
中国もその一つだ。
そんな中、昨年10月に中国・吉林省で撮影された1本の動画が今、中国版TikTok「douyin」で大きな注目を集めている。

屠殺を待っている犬



ヤンヤン

投稿された動画には、白い毛並みのアメリカン・エスキモー・ドッグが映し出されている。
だがよく見るとこの犬は鎖で鉄柵につながれており、どこか怯えた表情だ。
投稿者によれば、撮影場所は食肉店の前だったという。
そう、この犬は食用犬として屠殺される運命にあったのだ。
動画の中で、撮影者の男性が声をかけながら手を差し伸べると、犬はまるで助けを乞うように片手を差し出した。
この犬は幸運にも、この男性によって引き取られることに。
ヤンヤンと名付けられたこの犬は現在、元気に過ごしているとのことだ。
撮影者は「動物の虐待を禁止する法整備を出来るだけ早く」と訴えた。
動物福祉団体Humane Society International (HSI) の担当者によると、ヤンヤンは他の飼い主の元から誘拐されたのではないかと考えている。
「動画の中でヤンヤンは人間の差し出す手に応えるように前足を差し出しています。これはヤンヤンがほぼ確実に以前ペットだったということです。つまり、食肉取引のために盗まれた可能性が高いことを示しています」と『MailOnline』に語った。
また、この食肉店では同月、似たような白い犬が救助されたという。

中国でも高まる犬食禁止の機運
中国政府は今年5月、今まで食用目的の家畜として分類されていた犬を、コンパニオンアニマル、つまりペットとして分類する政令案を正式に承認。
今の所これによって犬食を禁止するものではないが、今後規制に向かっていくことを示唆している。
元々犬肉を食べる食文化を持つ中国においても、犬や猫といったペットとなる動物を保護しようという機運が高まっているようだ。
国や地域によって育まれた食文化は異なるため、犬食文化それ自体を否定することは難しい。
しかし、時代の移り変わりに応じて形を変えていくのも文化の特徴といえるはずだ。
これから、人類だけでなく動物の幸福も求められる時代において、中国はどのような動きを見せるのか期待していきたい。


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