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わんわん漂流記 野良犬から「校長」に

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わんわん漂流記
野良犬から「校長」に 命の尊さ教える/台湾

2020年7月9日(木)  

(新北中央社)
北部・新北市の保護施設に収容されていた黒い野良犬が、ふとした縁で台北市の高校に引き取られることになり、教員や生徒らに愛されて同校の看板犬になった。
今では「復校長」と名付けられ、触れ合いを通じて生徒らに命の尊さを教えている。


台北市の復興高校の看板犬「復校長」=新北市動物保護防疫処提供

受け入れ先の復興高校によると、復校長が同校にやってきたのは約半年前。
すぐに教員や生徒らと仲良くなり、学校側は、全校生徒を対象にインターネットで名前を公募。
多数の候補の中から、現在の名前が選ばれたという。
黄博明学務主任は復校長について、おとなしくて人懐こい上に、「いのち」について学ぶ授業などでは一人ひとりの生徒と触れ合い、内向的な子どもらを笑顔にさせることもあると称賛。
命の大切さを知る最良の学習方法だと歓迎している。
自由気ままに校内で生徒らと交流し、暑いときには教室に入り込んで扇風機にあたり、冬場にはバスケットボールコートに横たわって寝返りを打つという復校長。
かわいい姿が子どもたちの心を和ませ、無意識のうちに勉強のストレスを発散させているという。
(王鴻国/編集:塚越西穂)


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