え、本物の猫じゃないの?そっくりすぎる羊毛フェルトの動物たち
2019年12月23日(月) 女子SPA!
羊毛フェルトとは、ニードルと呼ばれる特殊な針で「羊毛」をつつき、オリジナルの作品を完成させる手芸の一種。
温かみのある作品が作れることから近年、人気が高まっています。
そんな中、今SNS上で話題になっているのが@MocomacoFさんが生み出す、羊毛フェルト作品。
本物と見間違うほどリアルな作品に、思わず感嘆の声が漏れます。
@MocomacoFさんは、奥さんと共に楽しく羊毛フェルト作品を制作中。
インスタグラムでは@mocomaco_k.feltに作品を掲載。
奥さんの作品は@mocomaco_m.feltに投稿されています。
(女子SPA!)
きっかけは、チワワのぬいぐるみ探し
作品を作り始めたのは、今から7年前のこと。
「我が家にはチワワのモコがいます。チワワのぬいぐるみが欲しくてインターネットを検索していたら、羊毛フェルトで本物そっくりに作られている作品が目に入り、自分も作ってみたくなりました。」
@MocomacoFさんがこれまでに制作してきた動物は犬・猫をはじめ、野生動物であるライオンやチーター、象、鹿、狼、テラノサウルス、鳥など多種多様。
制作時はモデルとなる動物が持つ雰囲気を大切にすべく、骨格をしっかり把握してから作業にとりかかるのだとか。
制作した全ての作品に思い入れがありますが、その中でも一番心に残っているのは、愛犬モコちゃんの等身大作品。
モコちゃんの被毛も使用して作られたという渾身の一作です。
今回は、そんな@MocomacoFさんの作品をいくつかご紹介。
写実的な作品の数々をぜひ、お楽しみください。
本物と見間違えるハイクオリティな羊毛フェルト作品5選
①シワの再現率が見事な「パグ」
パグは特徴的なシワが愛くるしい犬種。
@MocomacoFさんは、そのシワを羊毛フェルトで見事に表現。
垂れ耳や大きくてつぶらな瞳も完璧に再現されています。
ちなみに、@MocomacoFさんがパグを制作したのはこれが初めて。
初チャレンジとは思えない完成度の高さに驚かされてしまいます。
②那須どうぶつ王国の「マヌルネコ」を参考に
栃木県にある「那須どうぶつ王国」のマヌルネコを参考にしつつ作られたのが、こちらの作品。
マヌルネコはイエネコと似ていながらも、違いも多く見られる動物。
特徴的ながっちりとした骨格がしっかりと表現されています。
マヌルネコマニアの筆者としては、ぜひともおうちに迎えたい一作です!
③ブルーの瞳に吸い込まれる「ホワイトライオン」
威厳と自信を感じさせるブルーの瞳が特徴的なホワイトライオンも、@MocomacoFさんの手にかかればこの通り。
猫科らしい鋭い眼光がキラリと光る、神々しい作品です。
質感がリアルに再現された鼻も思わず触りたくなってしまいます。
④今にも飛び出してきそうな「ホワイトタイガー」
フレームを活かした羊毛作品は、今にも飛び出してきそうなほど迫力満点。
顔や体には、特徴的な縞模様が丁寧に施されています。
フレームに描かれた波紋も、ホワイトタイガーが持つ勇ましさを引き立てているように見えますね。
⑤複数で並べたい「シマエナガ」
@MocomacoFさんは猛獣のかっこよさだけでなく、野鳥のかわいさにも目を向けているよう。
かわいすぎる野鳥として話題になったシマエナガは、並べれば並べるほどかわいさも増し増しに。
手のひらに収まるコンパクト感もたまりません。
目を引く羊毛作品を作り続けている@MocomacoFさんは今年の9月にご夫婦で初めて東京で個展を開催。
現在は休止中ですが、SNS上ではオーダーも受け付けています。
「開始時はインスタグラムやTwitterで告知いたします」とのこと。
さらに、新潟では「羊毛フェルトmocomaco felt教室」を定期的に開催中。
クラスは初級、中級、上級。初級は2時間でできるマスコット作り、中級は1回2時間×3回コースで犬・猫のブローチ作り、上級は愛犬or作ってみたい動物を制作できるのだそう。
「今後も定期的に個展を開催していきたいと思っています」と意欲を燃やす@MocomacoFさん。
その手から生み出される繊細な作品は、私たちに衝撃と癒しを与えてくれます。
<文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291