福井の方に注意喚起!猫虐待疑い
2019年12月11日(水) ねこさま王国
福井市の中央部から東部にかけて(わざとあいまいな場所での公表です) 「虐待かもしれない傷を負った猫がいる」と言う相談で、11月の出来事なのですが、ばたばたしていたり、センター、相談者さんと相談していたり。保護猫の病院通いでばたばたして遅くなってしまいました。
<入院時の茶トラのちゃー坊>
背中に刃物のような物で、広範囲に切られたような傷を負っていました。
<大きな傷口なのでぼかしてあります>
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手術前の毛刈り済みの状態ですが、毛刈り前は傷と一緒に毛も刃物で切ったようにスパッと揃って切れており、人為的なものを感じました(病院の先生からはナイフが残ってたり、身体に落書きなど、断定できる材料がないので虐待疑い、とのことです)。
状態としては、傷下の皮下脂肪は壊死していたが、筋膜はかろうじて変色程度だったそうです。
ただ広範囲なので先生も驚かれてました。
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動物管理指導センターと警察には届け済です。
この平和そうな福井で、こんな酷い事をする人がいるなんて信じられないのですが、悲しい事ですが日本中で同様な事件があとをたちません。
幸いこの茶トラのちゃー坊は、発見も早く、相談者の方がいち早く動物病院に連れて行って下さり、手術、治療が受けられ、まだまだ治療は続きますが、命の危険はありません。
<術後。背中に大きな傷はあるものの保護されて幸せそうです>
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猫は少し傷が化膿しているようで、ドレーン除去は今週は無理そうな感じです。
なので抜糸はさらに先です。
が、とっても元気で食欲もあり、甘えん坊で野良とは思えないゴロゴロっぷりです。
検査も、肝臓の数値は少し悪いですが、猫エイズも白血病も寄生虫もオール無しで、安心しました。
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お願いです。
福井市中央部~東部にかけての事件です。
お外に居る猫さんにご飯をあげている方や、飼い猫をお外に出したりしている方は気を付けて下さい。
そして、何かありましたら、すぐに管理指導センターと警察に届けて下さい。
・・・そして、保護が出来ない猫さんは、人の手に懐かせないようにしてください。
虐待に遭いやすいのは、優しい人の手を知った外で暮らす猫です。
そして、その刃物は次に弱い子供や女性お年寄りに向かうかもしれないので十分に注意してください。