滋賀の小学校に上半身ない猫の死骸 同種の事案8回
2019年10月25日(金) 毎日新聞
25日午前7時ごろ、滋賀県長浜市の市立長浜北小学校で、用務員の男性が上半身のない猫の死骸を発見し、県警長浜署に通報した。
同様の猫の死骸は同市内で2013年2月以降、これまで8回見つかっており、うち3回は同小やその周辺にあった。
同署は同一人物による犯行の可能性があるとみて動物愛護法違反の疑いで捜査をしているほか、学校付近の警戒を強めている。
同署によると、死骸は学校の出入り口に置いていたマットの上にあり、首などの上半身は見つかっていない。
生後10日ぐらいとみられ、死後2~3日が経過しているという。
皮膚の切断面が真っすぐなことなどから、何者かに故意に切られた可能性が高い。
同署は現場付近にあった、防犯カメラの映像の分析などを進めている。
【諸隈美紗稀】
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相次ぐ虐待、沖縄の公園で8件 卑劣な行為で不満解消か
2019年10月23日(水) 沖縄タイムス
沖縄本島中部にある公園で、ネコの虐待事案が8件相次いでいることが22日までに分かった。
動物愛護団体「沖縄アニマルガーディアンズ」によると、今年2月ごろからアイスピックのような物で突かれたような傷のある数匹が見つかり、今月6日には胴体が刃物で切りつけられたような死骸が発見された。
県警はパトロールを強化している。
鼻に吹き矢が刺さった猫
同団体の新垣善広代表(56)は「沖縄は野良ネコが非常に多く、各地で虐待が起きている。飼育の在り方を見直し、行政も積極的に対策に取り組んでほしい」と話している。
公園を管理する県中部土木事務所も事案を把握している。
県動物愛護管理センターなど関係機関と情報共有し、街灯の修繕や除草などに取り組むという。
沖縄国際大学の山入端津由名誉教授(犯罪心理学)は「日常生活で人との交流が乏しく社会に受け入れられていないと感じる人が、身近な動物を虐待して不満を解消させるケースがある」と指摘している。
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