2歳女児衰弱死の部屋にダニ付着・激やせのネコ13匹
劣悪環境で放置か 札幌市
2019年6月15日(土) 北海道ニュースUHB
北海道札幌市で2歳の女の子が衰弱死した事件で、逮捕された母親の自宅からは猫13匹が衰弱した状態で保護され、女の子が劣悪な環境にいたとみられることがわかりました。
この事件は札幌市で2歳の池田詩梨ちゃんが衰弱死し、母親の池田莉菜容疑者(21)と交際相手の藤原一弥容疑者(24)が逮捕されたものです。
池田容疑者の家からは猫13匹が保護され、大量のダニが付着する不衛生な状態だったほか、一部の子猫は体重が平均の半分くらいで飼育放棄していたとみられます。
また藤原容疑者の家からも猫8匹が保護され、部屋は異臭が充満していたいうことです。
池田容疑者が不在の時は死亡した詩梨ちゃんが不衛生な劣悪な環境の中で放置されていたとみられることがわかりました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190615-00000003-hokkaibunv-hok
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札幌女児衰弱死 猫13匹を母親宅で保護
交際相手宅でも8匹 ガリガリに痩せ数匹治療中 保護団体
2019年6月15日(土) 毎日新聞
女児が衰弱死した札幌市中央区の家から保護された生後2カ月ほどの子猫。
あばら骨が浮き出て平均体重の半分程度だったという(NPO法人ニャン友ねっとわーく・北海道提供)
猫の保護活動をする札幌市中央区のNPO法人「ニャン友ねっとわーく・北海道」はホームページで、同区の池田詩梨(ことり)ちゃん(2)が衰弱死した事件で傷害容疑で逮捕された母の莉菜容疑者(21)の家から成猫と子猫計13匹を保護したと明かした。
いずれの猫もエサをもらわずにがりがりに痩せて衛生状態が悪い状況で、担当者は「飼育放棄されており、緊急保護が必要だった」と話した。
団体によると、事件が発覚した今月5日、札幌南署から協力を要請され、いったん同署で保護。
健康状態が悪く、死ぬ危険性もあったため、翌日団体で13匹を保護した。
現在も下痢や高熱が続く猫が複数いて、点滴治療をしている。
3匹の成猫は去勢手術をしておらず、生まれたばかりの赤ちゃんを含む10匹の子猫もいた。
猫たちは当初水を出すと勢いよく飲み、子猫は通常の体重の半分ほどであばら骨が浮き出た状態だった。
すべて悪臭がし、ダニも多くついていたという。
団体は傷害容疑で共に逮捕された交際相手の同市中央区、藤原一弥容疑者(24)の家で飼われていた8匹の猫も保護したが、同じように痩せて弱っていた。
猫の保護活動を進めるメンバーの女性は「いつからご飯を与えられていなかったのか。あまりにかわいそう」と取材に話した。
今回の治療には高額な費用がかかっており、医療費の寄付を募っている。
猫が健康になった後、飼い主も募集する。
【土谷純一】