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動物虐待摘発件数過去最多

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「動物虐待」の摘発件数過去最多 “厳罰化”求める声 

2019年5月16日(木)  MBSニュース 

動物虐待の摘発件数が年々増えています。
去年は過去最多となりました。
こうした中、動物虐待への厳罰化を求める声があがっています。

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190516-00027795-mbsnewsv-soci

 大阪府能勢町。
その山あいに動物の孤児院「ハッピーハウス」があります。
行き場をなくした500頭以上の動物たちを飼育し、新しい飼い主の募集を呼びかけています。
この施設に虐待を受けた犬がいました。
パーちゃん、10歳のメスです。
かつて、飼い主から何度も叩かれるなどしていて、去年夏に引き取られました。
「触ろうと近づくと、叩かれた経験なのか、キバをむいて警戒するような行動はよくとります」(飼育員 佐井翔平さん)
ストレスを与えないよう、飼育員は少しずつパーちゃんとの距離を縮めようとしていますが、エサをやっても・・・
「いらんか?こわごわですね。うれしいのはうれしいと思うんですけどね。おいしいものを食べられて。(Q.なかなか打ち解けられない?)そうですね。難しいですね」(飼育員 佐井翔平さん)
前足だけを使って移動する猫。
背骨を骨折したことで、後ろ足を全く動かせなくなりました。
金属の棒のようなもので、殴られたとみられます。
施設を運営する甲斐尚子代表理事は、動物虐待が後を絶たない理由について次のように話します。
「大人になりきれない大人たちがペットを飼ってしまう。動物と関わりを持ってしまう。いじめの対象としてだけであれば、どんどんエスカレートしていく」(「ハッピーハウス」を運営する 甲斐尚子代表理事)
警察庁の最新の統計によると、動物愛護法違反の疑いで逮捕・書類送検された件数は2010年には33件でしたが、去年は84件と3倍近くに増加し過去最多となりました。
その対象は犬と猫がほとんどです。
摘発件数が増え続ける背景について、動物虐待に詳しい植田勝博弁護士は・・・。
「携帯電話などのカメラで撮れて、全国に発信ができてしまう。かつては密室型だった動物虐待が認知されやすい。この力が一番大きい」(植田勝博弁護士)
動物虐待がSNSなどによって投稿されるなど、「犯罪の可視化」もあげられるいいます。
こうした中、厳罰化を求める動きも出ています。
動物愛護法では犬や猫をみだりに殺傷した場合、「2年以下の懲役か200万円以下の罰金」と定められています。
しかし、動物愛護団体の「Eva」が「5年以下の懲役か500万円以下の罰金」に引き上げるよう求める署名を集めたところ、約24万5000人分の署名が寄せられました。
団体の理事長として、虐待防止活動を続ける女優の杉本彩さんは・・・。
「どうせ動物を殺しても大した犯罪じゃないんだということで助長している。法定刑を厳しくしていかないと動物虐待の抑止にもなっていかない」(杉本彩さん)
超党派の国会議員連盟は、こうした厳罰化を盛り込んだ法案を早ければ今国会に提出する方針です。


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