「猫飼いたかったが金なかった」
“保護猫”1匹を連れ去った疑い 54歳男逮捕「なつかず捨てた」
2019年4月1日(月) 東海テレビ
逮捕された鮫島容疑者 画像は撮影者提供
三重県鈴鹿市でボランティアに世話をされていた猫１匹を連れ去ったとして、５４歳の男が窃盗容疑で逮捕されました。
防犯カメラには男が猫を虐待する様子が映っていました。
逮捕されたのは、三重県桑名市の無職、鮫島勝利容疑者（５４）です。
警察によりますと、鮫島容疑者は３月１６日、鈴鹿市内の小屋からボランティアの女性に世話をされていた猫１匹を連れ去った窃盗の疑いが持たれています。
この小屋では、ボランティアの女性が捨てられた猫など４０匹ほどの世話をしていましたが、防犯カメラに男が猫を蹴り上げたり、紐に括り付けて連れ去ったりする様子が映っていたため、女性が警察に相談していました。
女性は防犯カメラの映像をインターネット上に投稿していて、その映像を見た人から警察に情報が寄せられ、鮫島容疑者が浮上したということです。
調べに対し、鮫島容疑者は「猫を飼いたかったが金がなかった」と容疑を認めたうえで、「盗んだ猫はなつかず、桑名市内の川の土手に捨てた」と供述しているということです。
以下、警察に相談したＮＰＯ法人「グリーンＮｅｔ」の武藤安子代表の２４日の投稿より。
【はとちゃん連れ去り事件】
この事件を取り上げてくださった一部マスメディアの記事に間違いがあり、誤解を生んでいるようですので、この場で訂正致します。
事件が起こった施設は、保護施設ではありません。
施錠ができるような施設でもありません。
猫のお世話について、NPOグリーンネットは関わっておらず、お世話をされている方は個人ボランティアです。
施設側のご理解ご協力のもと、10年以上お世話を続けていらっしゃいます。
あの場所に現れる猫達のほとんどは、保護猫ではなく遺棄された飼い主不明の猫達です。
これ以上増えないようにと避妊・去勢手術もされています。
ボランティアさんは猫を全頭把握していますので、１匹でも姿を見せなくなったら必死に捜していました。
どこのボランティアさんも大変な労力、お金を費やし、猫達を守ってくださっています。
ボランティアさんたちの活動を どうか温かい目で見守っていてください。
