ネット投稿も 増える動物虐待
2019年4月3日(水) FNNフジテレビ
大学講師の男が、東京・北区で殺虫剤を染み込ませたエサをまき、ハトを死なせたとして逮捕された。
今回のハトのケースは、鳥獣保護法違反にあたるが、犬や猫などへの動物虐待による動物愛護法違反の検挙件数は年々増えている。
統計を取り始めた2010年には全国で33件だったのが、2018年には84件と、2.5倍以上になり過去最悪となっている。
動物別の内訳を見てみると、猫が51件と最も多く、次に多いのが犬の28件、そのほかにもカメやハムスターなどもあった。
虐待内容では、置き去りにするなど動物を遺棄したケースが34件で最も多く、殺したり傷つけたりした事件が18件、えさや水を与えなかったり不衛生な状況で飼育するなどの虐待が32件となっている。
最近では、自ら動物を虐待した様子をインターネットに投稿するケースもあるという。
警察庁は、「動物虐待への社会的関心の高まりから、通報自体が増えている」と分析しているが、動物虐待は周辺住民に不安を与えるほか、人に危害を加えるなど、より悪質な犯罪にエスカレートするおそれもあることから、警察は、取り締まりを強化している。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20190403-00415563-fnn-soci