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網走保健所 猫の殺処分ゼロ

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網走保健所、猫の殺処分ゼロ 昨年度、犬に続き 情報発信で新しい飼い主

2014年4月18日(金)北海道新聞

 

 【網走】
網走保健所が2013年度に殺処分した猫が、記録の残る02年度以降初めてゼロとなった。
保護した猫に関する情報発信や、飼い主との話し合いの強化などが功を奏し、12年度には犬の殺処分ゼロも達成している。

担当者は「多くの人の協力のおかげ。今後も続けたい」と意気込んでいる。
同保健所の管轄は、網走市と、大空、小清水、清里、斜里の4町。
「飼い主に捨てられた」「迷子になった」―などさまざまな事情の犬猫を収容。
保護4日目以降、飼い主が見つからなければ殺処分の対象となる。
10年度は犬5匹、猫54匹、11年度は犬5匹、猫12匹を殺処分した。
しかし11年度以降、人間の都合で死ぬ命を少しでも減らそうと、保護した犬猫の写真を掲載するホームページの開設や、スーパーや動物病院へのポスター掲示など情報発信を強化。
元の飼い主や新たな引き取り手が見つかるケースが増え、12年度の殺処分は犬0匹で、猫は飼い主の希望で安楽死させた高齢の1匹だけ。
13年度は猫0匹で、犬も同様の安楽死が1匹だった。
同保健所には、引っ越しや高齢者施設への入所を理由に、ペットの引き取りを依頼する電話が年間50件以上あるが、職員は殺処分の可能性を依頼者に説明。
ペット可の物件探しや譲渡先の探し方を提案すると、思い直す依頼者が増えた。
10年度は犬29匹、猫67匹を引き取ったが、13年度は犬10匹、猫11匹と大幅に減少。
殺処分ゼロに大きく貢献している。
引き取り数の減少により、譲渡先が見つからない犬猫を長期間保護できるようになった。
現在同保健所に収容している捨て猫1匹も、片目が不自由でもらい手がなかなか見つからず、80日間以上保護していたが、札幌圏の住民が新たな飼い主になることが決まった。
同保健所は「殺処分ゼロへの動きがより広まってほしい」としている。
(米田真梨子)


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