NPO法人を書類送検=狂犬病注射受けさせず―広島県警
2018年11月20日(火) JIJI.com
狂犬病の予防注射を受けさせなかったなどとして、広島県警生活環境課と福山北署は20日、狂犬病予防法違反と県動物愛護管理条例違反の疑いで、NPO法人ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)=同県神石高原町近田=と職員ら5人を書類送検した。
PWJは犬の殺処分ゼロ化に取り組むNPOで、いずれも容疑を認めているという。
送検容疑は3月31日、同町内などのPWJ施設内において、生後91日以上の犬25頭に狂犬病の予防注射を受けさせなかったなどの疑い。
また、2月20日午後7時~同21日午前8時ごろ、同町のPWJの施設で犬12頭を柵などの中に収容するなどの措置を取らなかった疑い。
静岡県の動物愛護団体関係者や神石高原町役場から通報があり、県警は6月下旬に法人を家宅捜索。
収容していなかった12頭のうち、一部は脱走し、5頭はいまだ発見されていないという。
PWJは6月下旬の時点で2300頭を保護していたという。
ピースウィンズジャパン 「狂犬病予防接種」未接種の疑いで書類送検
2018年11月20日(火) TSSテレビ新広島
神石高原町で、野良犬や野良猫の保護に取り組んでいるNPO法人が狂犬病予防の注射を受けさせていなかったなどとして、警察は、男女3人を書類送検しました。
【職員は(今年6月)】
「今年の4月から殺処分対象の犬をすべて引き取るということをやっておりましてその中で引き取る頭数が予想以上に多かったと・・・」
「狂犬病予防法違反」の疑いで福山区検に書類送検されたのは、神石高原町近田のNPO法人ピースウィンズ・ジャパンに勤務する46歳から51歳の男女3人です。
警察によりますと3人は神石高原町や福山市などに保護されている生後91日以上の25頭について狂犬病予防の注射を受けさせていなかった他、飼育届出の許可証や注射済票を犬に装着させていなかった疑いがもたれています。
3人は「間違いありません」と容疑を認めているということです。
去年12月、静岡県の動物愛護団体から福山北警察署に相談があり、警察が捜査していました。
また警察は保護している犬、12匹を柵で囲ったり鎖に繋ぐ措置を取っていなかったなどとして、「県動物愛護管理条例違反」の疑いでピースウィンズ・ジャパンと25歳と29歳の男2人も書類送検しています。
動画
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181120-00000005-tssv-l34