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どうする・・・愛犬の避妊・去勢手術

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【飼い主の決断は?】どうする・・・愛犬の避妊・去勢手術

2018年10月13日(土) いぬのきもち



犬を迎えて間もなく直面する問題が、避妊と去勢の手術。愛犬の体にメスを入れるだけに、思い悩むことも多い問題です。
避妊と去勢の手術は飼い主が一度は悩む永遠のテーマ。
メリットや手術について、術後のケアなど、受けるにしろ受けないにしろ、知っておきたい避妊と去勢について解説します。



そもそも、避妊・去勢手術ってなに?
避妊・去勢手術とは、生殖器官を取ることで繁殖をできなくすること。
オスは精巣を取る「去勢」、メスは卵巣もしくは卵巣と子宮を取り除く「避妊」手術と呼ばれています。
避妊・去勢手術は自然に反するという意見もありますが、取り除くことで生殖能力がなくなるため望まない妊娠が防げるほか、発情に伴うストレスや興奮を予防できます。
オスならば精巣腫瘍や前立腺肥大など、メスならば卵巣腫瘍や乳腺腫瘍などオス・メス特有の病気の予防にもなります。

手術を受けないという選択もある

「これまでの愛犬も手術は受けなかった」、「オス・メス特有の病気のリスクが高まるけど、必ずなるわけでもない」、「手術で何かあったら怖い」など、『いぬのきもち』読者の中には少なくても今は手術を受けさせないと決断した飼い主さんもいます。
避妊・去勢の手術は必須ではありません。
人と犬が一緒に暮らす社会のなかで、お互いが安心・安全に暮らすにはどうすればいいか、また、将来どんなリスクを避けたいかを考えて決めることが大切です。

手術の費用はどれくらい?


オスの去勢手術に比べ、メスの避妊手術のほうが体を切る範囲が広いので、麻酔の時間も縫合に使う糸も長めです。
そのため避妊手術のほうが費用はかさみがち。
あくまでも目安ですが、去勢手術は約3.8万円~、避妊手術は約4.6万円~ほど。
※東京動物医療センターの一例です
入院日数は預けた日に手術をして、翌日には退院というケースが多いよう。
これも傷口の回復状況などで変わります。
※手術料金や入院日数は、動物病院や犬の体重などによって異なります

手術を受けると太る!?

避妊や去勢の手術をすると、発情に伴う行動がなくなることで活動量が鈍ったり、ホルモンバランスが変化して基礎代謝が下がったりで、以前と同じ生活をしていても太ってしまう犬がいます。
散歩や遊びの量を増やすなど、太らないように心がけるといいでしょう。

手術の前後で気にしてあげたいことって?
避妊・去勢手術のあとは、患部をなめないようにするために、首まわりにエリザベスカラーの着用を指示されることが。
傷口をなめて汚してしまうと、傷口から菌が入って化膿してしまったり、犬が糸を引っ張ってお腹が開いてしまう危険も。
エリザベスカラーが家具などに引っかかって、愛犬が生活しにくくなることもあります。
室内の整理も大切です。

悩んでいるならまわりに相談しよう。
避妊・去勢手術への考え方は十人十色。
もし悩んでいるのなら、ほかの飼い主さんの体験談を聞いたり、かかりつけの動物病院で獣医師に相談をしたり、まわりの意見を参考にするのもひとつの手です。
愛犬との暮らしを考えて決めたいですね。

参考/「いぬのきもち」2017年4月号『受ける? 受けない?  決断の理由教えて! 避妊・去勢手術みんなの体験談』
(監修:東京動物医療センター副院長 南 直秀先生)
イラスト/島内美和子
文/\(m.h)/いぬのきもちWeb編集室


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