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セラピー犬が待つ認知症カフェ

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セラピー犬が待つ 認知症カフェオープン 鹿沼、一般の人との交流も

2018年10月1日(月) 下野新聞SOON

NPO法人とちぎアニマルセラピー協会(鹿沼市)は、運営する同市日吉町の飲食店「いぬかふぇ まいら」で2日から毎月第1火曜日、認知症の人と家族らを対象とした「オレンジカフェ」を“開店”する。
認知症サポーター養成講座を受講したスタッフとセラピードッグが迎え、癒やしのひとときを届ける。
同協会の平沢剛(ひらさわつよし)代表は「犬がいることで人と人の心のハードルが下がる。
ぜひ一般の人にも来てもらい、認知症や介護する人が広く交流を楽しめる店にしたい」と話す。


オレンジカフェを開くNPO法人とちぎアニマルセラピー協会の平沢剛代表(前列右)らスタッフとセラピードッグ=鹿沼市日吉町の「いぬかふぇ まいら」

同協会は国立病院機構(NHO)宇都宮病院や高齢者施設などでアニマルセラピー活動を展開する一方、同店でもデイサービス施設に通うお年寄りや障害者グループの外出レクリエーションを歓迎している。
動物との触れ合いは幸せな気持ちを感じるホルモン・オキシトシンを分泌させ、情緒の安定につながることから、認知症にも良い影響があるといわれる。
実際に、認知症の進行で表情が変わらず、呼び掛けにも反応しなくなった70代女性がセラピードッグを抱くと笑みを浮かべるなど、「犬たちが持つ不思議な力を実感している」(平沢代表)という。
認知症の人に気軽にアニマルセラピーを体験してほしいと、オレンジカフェを企画。
犬との触れ合いをサポートするスタッフ10人全員が同講座を受講し、認知症への理解を深めて準備を進めてきた。
ベテランのラブラドールレトリバー「イッシュ」や抱きやすいトイプードルの「リヤン」、ふわふわの触り心地が良いスタンダードプードルの「エース」など6匹が待っている。
平沢代表は「心安らぐ居場所となる温かいカフェにしたい。ホールやキッチン、傾聴などのボランティアも随時、募集しています」と協力を呼び掛けている。
午前11時~午後3時。
参加費は、食事と飲み物が付いて1人1千円。
事前連絡が望ましい。
(問)同店0289・60・6055。


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