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2018 みんなで学ぼう!動物あいご

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敦賀市との協働事業「2018 みんなで学ぼう!動物あいご」

敦賀市内児童クラブの学童(小学1~6年生)を対象に、動物愛護に纏わる日本の動物愛護の現状や紙芝居などを通じて、子供の頃に真の動物愛護というものを理解してもらい、この子たちが大人になった時に、動物愛護の感性を持った人間として成長して、不幸な動物たちが無くなる世の中に貢献してくれることを願い実施しました。

■実施日時・場所
7月24日(月)第2粟野南児童クラブ
7月25日(火)咸新児童クラブ・第2咸新児童クラブ(合同)
7月27日(木)第2粟野児童クラブ
8月10日(金)粟野児童クラブ・第3粟野児童クラブ(合同)
8月 9日(木)黒河児童クラブ
8月20日(月)第3粟野南児童クラブ
         以上8箇所、時間は10:00~11:30

■人  数   約330名

■実施内容
①会の紹介・日本の動物愛護の現状、等
日本全国で1年間に保健所で殺処分されている多くの犬・猫の実態を知ってもらい、年々減少傾向にはなってはいるものの、日本はまだまだ動物と共生しているとは言えない現状(動物後進国)、なぜ犬や猫は捨てられるのか?その理由は?捨てられた犬や猫がどのような道をたどるのか・・・、ペットショップで売れ残ったペットたちはどうなるの?・・・
人間の身勝手さによる結果が多くの不幸なペットたちを生み出しているということを写真・イラストパネル等を使い説明しました。



最終の8月20日(月)には、坂井市で動物愛護活動をされている若手の女性お二人が来られ、活動されている内容や動物の命の尊さなどについてお話をされました。真)。
そして最後までいろいろとお手伝いをしてくださいました。
ありがとうございました。

②紙芝居と映像
「ベイリーとさっちゃん」の紙芝居を行いました。
ベイリーはファシリティドッグといい、「ファシリティ」は英語で日本語に訳すと「施設」、「ファシリティドッグ」とは病院などの施設で働く犬という意味になります。
重い病気の子供たちに、病気への不安や手術などの痛み・精神的な苦しみを和らげ勇気づけてくれる存在です。
病気の患者さんとの触れ合いなど精神的なケアを行う「セラピードッグ」というのは比較的知られていますが、大きな違いは「セラピードッグ」はいろんなところへ出向いていくのに対し、「ファシリティドッグ」は1つの病院に常勤しています。
「ファシリティドッグ」は日本には3頭(ベイリー・アニー・ヨギ いずれもゴールデン・レトリバーという種類の犬)しかいません(ベイリーとアニーは同じ病院、ヨギは別の病院)。
もともとアメリカで始められ、2010年にアメリカから受け入れたのが最初です。
「ファシリティドッグ」になるためには訓練が必要です。
訓練士「森田優子」さんは、アメリカのハワイで2年間に渡りベイリーを訓練してきました。
紙芝居「ベイリーとさっちゃん」は、その病院に入院して手術をしなければならないさっちゃんとベイリーが出会ったお話です。
紙芝居の前に、ベイリーが働いている病院での実際の動画をみんなに見てもらいました。


動画より


紙芝居「ベイリーとさっちゃん」

③みんなで歌おう!
所要時間の都合もあり、全ての児童クラブではできませんでしたが、話主体からの気分転換ということもあり、「喜びの歌」を歌いました。
この歌はお馴染みのベートーベン作曲、第9交響曲4楽章「歓喜の歌」にあります。
長い人生の中、辛いこと悲しいこともあるがくよくよ悩んでいても前に進めない、「喜びの歌」を歌いながら前に進もう!、という思いが込められた歌です。
学童たち、大きな声で元気よく歌ってくれました。

④いぬ・ねこ○×クイズ
犬や猫に纏わる8問及び番外編1問のクイズに挑戦!
毎年異なった問題を練るのが仕事!?
単なるクイズの〇×で終わるのではなく、そのクイズの意味や関連した内容等もパネル等で説明し学童たちに理解してもらいました。
学童たちの笑い声が響きとても盛り上がりました。
ペットのことについてとても勉強になったのではと思います。
私たちもクイズを作る過程で知らないことを知るよい勉強にもなっています。
アニマルワールドというのはとても奥深いものがあります。





※可愛いペットの写真をプレゼント
Lor2Lサイズのいろんなペットの写真です。
毎年学童たちにプレゼントしていますが、とても喜んでくれます。



※感想文の作成
学童全員に、実施した内容についての感想文を作成してもらいました。
学童たちの思いがこもった感想文、ひとつひとつ読ませていただくことにこの活動のやりがいを感じます。
ショート感想文とイラストをいくつかご紹介します。 

・今日のお話で生きものの大切さがよく分かりました。今動物をかうことはできないけれどこれからおとなになってかうときがきたらさいごまで大切にしようと思いました。また来年もおねがいします。 4年 女子 

・今日動物愛護の話を聞いて、最後までせき任をもって飼えないのになぜペットをかう人がいるのだろうかと思いました。とてもひどいかわいそうなことです。最後までせき任をもって飼えない人はかえないようにする、こと。そして、ファシリティドッグのベイリーはとてもすごいな~と思いました。かみしばいでも、さっちゃんを支えていてかしこい犬だな~と思いました。もらった写真とてもかわいかったです。〇×クイズも楽しかったし勉強になりました。今日はとても勉強になりました。ありがとうございました。 6年 女子

 ・今年も動物あいごの話をしてくださりありがとうございました。動画や写真やクイズでペットの話をしてくださりとてもわかりやすく楽しく、頭に入りやすかったです。ありがとうございました。 4年 女子

 ・かわいいねこの写真をもらいました。ありがとうございました。らい年もまたきてください。そして写真をください。 3年 男子 

・わたしの家の近くに子ねこがすてられていたことがありました。私はひろってせわをしていましたが家ではかえないのでかってくれる人をさがしました。かってくれる人がみつかった時にそのねこをわたしました。わたしはさびしくなってかなしくてないてしまったことがありました。なので、今日の話がよくわかりました。 3年 女子

 ・今日ファシリティ―ドッグのベイリーのことを教えてもらい、子どもたちみんなを笑顔にしてとってもすごいと思いました。ベイリーにいちど会いたいです。そして犬やねこのかわいそうな話もして下さり人間のかってでかわいそうなことをしないということを教えてもらいました。ありがとうございました。 4年 男子

 全員の感想文はただいま熟読中です。





学童たちの素直な気持ちが伝わってきていろいろと貴重なことを知ることができ、活動を行っていく上でとても参考になります。

【振り返って・・・】
今年は酷暑でしたが300名を超える大勢の学童たちと接しました。
限られた時間の中、話したい内容は数多くありますが極力的を絞ってやっております。
学年が1~6年生と幅があり、話の内容を十分理解してもらえるかどうか多少気になる面がありますが、どの児童クラブにおいても学童たちは真剣に聞いてくれている印象を深く感じ、とてもやりがいというものがあり、今後も継続して進めていくことが私共の努めと思っております。
純真な心持った子どもの時に動物愛護というものを知ってもらい、日本が真の動物先進国になるように社会貢献してくれることを願っています。
先生方にはたいへんお世話になりました。


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