今日(4月1日)から消費税が5%から8%になりました。
しかし、社会保障政策では負担増が目白押し、低所得者ほど負担が厳しくなっていると思います。
よく行くお店数箇所に行って状況を見てきました。
感じたことは、消費増税以上に便乗値上げが多いと見受けられました。
また、外税表示になったため非常に分かりづらくなりました。
恐らくこれから消費は冷え込むでしょう。
何がアベノミクスか情けなくなります。
景気の失速懸念が強まっていくでしょう。
もっと政府としてやらなければならないことは無駄を無くすこと、多くの無駄があります。
無駄については後日述べます。
日本はどこへ向かおうとしているのか理解できません。
今日はNHKEテレで放送されていた「ひとりと一匹たち 多摩川河川敷物語」を掲載します。
ひとりと一匹たち 多摩川河川敷の物語
2014年3月1日(日) NHKEテレ
多摩川で暮らして6年目 16匹の猫と一匹の犬を飼っているおじさん
多摩川で暮らして2年目 4匹の猫と暮らしているおじさん
ホームレスが飼う猫を撮影する小西修さん
多くのホームレスは空き缶を売って生活しているが、世界不況の中、空き缶相場は暴落した
写真家、小西修が多摩川にすむ猫を撮影しはじめて16年になる。
河川敷に捨てられた猫たちが懸命に生きる姿に心ひかれてきた。
小西にとって猫とつきあうことは、ホームレスとつきあうことでもある。
ほとんどすべての猫は、ホームレスとなった人々が世話をしているからである。
東京と神奈川の境界を流れる多摩川。
その河川敷に暮らすホームレスは、およそ900人、全国の河川の中でも最多である。
もう10年近くテント小屋で暮らす60代、最近、急増した30代・40代のホームレス・・・。
けがや不況、人間関係の挫折、ホームレスになった理由はさまざまだ。
彼らは社会からはじき出された自分と重ね合わせるように、捨てられた猫に愛情を注いでいる。
今、世界不況の波が河川敷を襲っている。
ホームレスの多くは空き缶を集めて売り、生活の糧を得ているが、その空き缶の相場は、去年秋に比べ、4分の1にまで下落した。
河川敷の世界も、かつてない危機にみまわれているのだ。
その中で、ホームレスたちは、新しい仕事を探し、自分の食費を切り詰めながら、猫たちの餌を確保しようとしている。
ホームレスたちは河川敷暮らしを“丘から川に降りる”という。
そして、一度降りると、“丘”に上がるのは、物理的にも精神的にも困難だ。
ある30代のホームレスは、“丘”について“なんか怖いのだ”と語る。
競争原理が支配する“丘”の世界、不要になった生き物を壊れた玩具の様に捨てていく“丘”の世界。そこは川に降りた者たちの目に、どのように映っているのだろう。
番組では、小西さんと一緒に多摩川を歩き、猫とホームレスの秋から冬にかけての数か月を取材する。“ひとり”たちと“一匹”たちの悲しくも優しい物語、そこからは弱者の存在を許さない社会の様が浮かび上がってくる。
以 上
このドキュメンタリーを見ていて泣けました。
多くのホームレスは空き缶を売って生活しているその姿がありました。
私は知的障害者施設でボランティアをしており、そこではアルミ缶を回収してつぶし換金しています。
大きな袋に入れ、一袋の重量は約40kg、その金額は約3千円です。
それなりの設備や体制があるからできるのです。
ホームレスの人たちにできるのは限られた量です。
わずかに得たお金で野良犬・野良猫たちに餌をやっているのです。
政治家の方々はこの現実を知っているのでしょうか?