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保護したネコを虐待死、動物愛護団体の理事長が書類送検

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保護したネコを虐待死させ・・・
 動物愛護団体の理事長が書類送検

2018年8月25日(日) 日刊ゲンダイDIGITAL


首をつかまれ、床にたたきつけられる保護猫「ねね」(LIA提供)

厳罰に処すべきだ。
水戸市に拠点を置く動物愛護のNPO法人理事長の男Y(55)が、保護した犬や猫を虐待した動物愛護法違反容疑で今月15日、茨城県警に書類送検された。
告発したのは、別の動物愛護団体「LIA」。
告発状に添付された“証拠動画”には、Yとみられる男が2016年7月上旬、保護した猫の「ねね」を長さ1メートルほどの木の棒で何度もたたき、蹴飛ばし、首をつかんで床に投げつけ、7月12日に死亡させるまでの様子が収められていた。
LIAのサイトには他にも、同じくYとみられる男が、別の保護猫の頭に袋をかぶせ、何度も小突き回した後、床にたたきつけたり、犬の首を絞め続けたりする、目を覆いたくなる“衝撃動画”が公開されている。
「実はさらに見るに耐えない動画も存在します。この理事長には、他にも多くの動物虐待疑惑がある。虐待は常態化していたと思われます」(LIA関係者)
にわかには信じ難い話だが、Yの団体は2015年に設立され、捨てられた犬や猫を施設で飼育したり、里親募集活動などを行っていた。
告訴を受け、8月21日で活動を停止。
「今後一切の保護活動を行わない誓約書」を提出した上で、管理していた保護動物を県を通じて別の団体に引き継ぐことをHP上で発表した。
別の関係者はこう話す。
「理事長は業界では評判の悪い人でした。動物愛護団体をうたいながら、ペットホテルやセレモニー事業にも手を出しており、『カネのためにやっているのだろう』とささやかれていました」
Yのフェイスブックは怒りのコメントで大炎上。
告訴された今だからこそ分かる、こんなYの過去のおかしな言動についても書き込まれていた(現在は閉鎖)。
〈(Yの団体から犬を引き取って)わが家に来て2カ月後ぐらいに、○○さん(原文はYの実名)に会わせました。その時○○さんが触ろうとしたら、(犬が)今まで見たことがない凄い顔で、歯をむき出してうなった。(中略)また(Yに)虐待されると思って怖かったんだと思いました〉
〈ケージの中でおしっこをしてしまった猫ちゃんには、(Yは)「これで臭いが消えるんですよ」と、震える体に消臭スプレーを吹きかけていました〉・・・
事実関係を確認するため、Yの団体に電話すると、音声テープで「活動を停止させていただきました」。
Yの個人の携帯電話は何度かけてもつながらなかった。
飼い主に捨てられ、命をつないだはずの保護施設で虐待死させられた動物たちは、まったく浮かばれない。


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