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ホームレス達の飼い犬に防寒コートをプレゼント(英国)

英国王立動物虐待防止協会、ホームレス達の飼い犬に防寒コートをプレゼント

2017年12月23日(土) Techinsight

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RSPCAスタッフ、ホームレスの飼い犬に防寒着を配る(画像は『RSPCA(England & Wales) 2017年12月18日付Facebook「This winter over 300,000 people in Britain will be homeless.」』のスクリーンショット)

クリスマス迫るこの時期、地域により最低気温がマイナス5度を記録するなど一段と寒さが厳しくなっているイギリス。
この国では凍える寒さのなか、路上で凍死したホームレスのニュースも伝えられている。
孤独と寒さに耐えなければならない彼らは多くの者が慰めの存在として犬を飼っているが、このほどRSPCA(英国王立動物虐待防止協会)が飼い主とともに路上で寒さを乗り越えなければならない犬たちのために、あるクリスマスギフトを提供した。
海外動物専門サイト『The Dodo』が伝えている。

英政府の公式データ及び情報公開法「Freedom of Information」に基づく地方行政機関の統計によると、2017年度のホームレスは国内で30万人超とされ、200人に1人が路上生活を送っているという。
イギリスではほとんどのホームレスが犬をパートナーとしており、極貧状態の中であっても彼らは飼い犬を優先し、何よりも可愛がり大切にしている。
冬の間は各地が厳しい寒さに見舞われ、日中気温は連日10度以下、夜間はマイナス気温を記録し特に冷え込む。
そんな中、行き場のないホームレスの人々は犬を胸元に抱え込み暖を取る以外に選択肢はない。
しかし大切な犬がこの寒さで病気にでもなれば、当然心細さと不安が募る。
ホームレスの人々にとっても、ペットの犬が健康で幸せでいてくれることが何よりの願いなのだ。
そこでRSPCA(英国王立動物虐待防止協会)スタッフは、この冬イギリス各地に暮らすホームレスたちのもとを周り、ちょっとしたクリスマスギフトを提供することにした。
RSPCAの野外活動運営指揮官エイミー・クアークさんは、路上で犬と一緒にいるホームレスを見かけるたびに、防水加工が施された犬用の防寒コートを提供して周っている。
それはRSPCAならではのアイデアギフトといえるだろう。
エイミーさんから手渡された犬用コートを愛犬に着せたホームレスの人々には笑顔が滲む。
あるホームレスの男性は「犬は俺の親友さ。とても頼りになるし互いに守りあっているんだ」と話し、女性のホームレスは「この子は私の子供同様なの。最高の存在よ」と語っている。
「この犬は俺が辛い時もずっとそばにいてくれた。犬のためなら何でもするさ。俺にとってはかけがえのない存在だ」と明かした男性ホームレスは、コートを犬に着せながら「いいコートを着られて良かったな」と嬉しそうに犬に語りかけていた。
どんなに大切な存在の愛犬でも、やはり経済的な面からしてホームレスたちには犬のために暖かいコートを買ってあげる余裕はない。
このRSPCAのクリスマスギフトは、ホームレスの人たちにとって何より有難いサプライズとなったようだ。
エイミーさんは「ホームレス全員を助けることは難しいですが、この寒い期間中だけでも何か私たちに手助けできることはないかと思いました」と話している。
イギリスではこの時期、RSPCAだけでなく多くの慈善団体がホームレスの人々にクリスマスディナーや一時宿泊施設を提供したりと慈善活動が盛んだ。
ホームレスと犬たちがこの冬、厳しい寒さを乗り越えてくれることを祈るばかりだ。
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

【この記事の動画を見る】


この記事を読んでいてふと「マッチ売りの少女」を思い出しました。
アンデルセンの童話「マッチ売りの少女」は言うまでもなく代表的な童話です。

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<ストーリー>
むかしむかし、雪の降りしきる大みそかの晩。
みすぼらしい服を着たマッチ売りの少女が、寒さにふるえながら一生懸命通る人によびかけていました。
「マッチは、いかが。マッチは、いかがですか。誰か、マッチを買ってください」
でも、誰も立ち止まってくれません。
「お願い、一本でもいいんです。誰か、マッチを買ってください」
今日はまだ、一本も売れていません。
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場所を変えようと、少女が歩きはじめた時です。
目の前を一台の馬車(ばしゃ)が、走りぬけました。
危ない!
少女はあわててよけようとして雪の上に転んでしまい、そのはずみにくつを飛ばしてしまいました。
お母さんのお古のくつで少女の足には大きすぎましたが、少女の持っているたった1つのくつなのです。
少女はあちらこちら探しましたが、どうしても見つかりません。
しかたなく、はだしのままで歩き出しました。
冷たい雪の上を行くうちに、少女の足はぶどう色に変わっていきました。
しばらく行くと、どこからか肉を焼くにおいがしてきました。
「ああ、いいにおい。・・・お腹がすいたなあー」
でも少女は、帰ろうとしません。
マッチが一本も売れないまま家に帰っても、お父さんはけっして家に入れてくれません。
それどころか、「この、役立たずめ!」と、ひどくぶたれるのです。
少女は寒さをさけるために、家と家との間に入ってしゃがみこみました。
それでも、じんじんとこごえそうです。
「そうだわ、マッチをすって暖まろう」
そう言って、一本のマッチを壁にすりつけました。
シュッ。
マッチの火は、とても暖かでした。
少女はいつの間にか、勢いよく燃えるストーブの前にすわっているような気がしました。
「なんて、暖かいんだろう。・・・ああ、いい気持ち」
少女がストーブに手をのばそうとしたとたん、マッチの火は消えて、ストーブもかき消すようになくなってしまいました。
少女はまた、マッチをすってみました。
あたりは、ぱあーっと明るくなり、光が壁をてらすと、まるで部屋の中にいるような気持ちになりました。
部屋の中のテーブルには、ごちそうが並んでいます。
不思議な事に湯気をたてたガチョウの丸焼きが、少女の方へ近づいて来るのです。
「うわっ、おいしそう」
その時、すうっとマッチの火が消え、ごちそうも部屋も、あっという間になくなってしまいました。
少女はがっかりして、もう一度マッチをすりました。
すると、どうでしょう。
光の中に、大きなクリスマスツリーが浮かびあがっていました。
枝には数え切れないくらい、たくさんのロウソクが輝いています。
思わず少女が近づくと、ツリーはふわっとなくなってしまいました。
また、マッチの火が消えたのです。
けれどもロウソクの光は消えずに、ゆっくりと空高くのぼっていきました。
そしてそれが次々に、星になったのです。
やがてその星の一つが、長い光の尾を引いて落ちてきました。
「あっ、今、誰かが死んだんだわ」
少女は、死んだおばあさんの言葉を覚えていました。
『星が一つ落ちる時、一つのたましいが神さまのところへのぼっていくんだよ』
少女は、やさしかったおばあさんの事を思い出しました。
「ああ、おばあさんに会いたいなー」
少女はまた、マッチをすりました。
ぱあーっとあたりが明るくなり、その光の中で大好きなおばあさんがほほえんでいました。
「おばあさん、わたしも連れてって。火が消えるといなくなるなんて、いやよ。・・・わたし、どこにも行くところがないの」
少女はそう言いながら、残っているマッチを一本、また一本と、どんどん燃やし続けました。
おばあさんは、そっとやさしく少女を抱きあげてくれました。
「わあーっ、おばあさんの体は、とっても暖かい」
やがて二人は光に包まれて、空高くのぼっていきました。
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新年の朝、少女はほほえみながら死んでいました。
集まった町の人々は、「かわいそうに、マッチを燃やして暖まろうとしていたんだね」と、言いました。
少女がマッチの火でおばあさんに会い、天国へのぼった事など、誰も知りませんでした。
おしまい


このストーリーを読んでいるととても寂しくなります。
私はこのストーリーを改編してみました。
<ストーリー改編>
マッチ売りの少女はマッチを売っていましたが1本も売れませんでした。
少女はマッチをすりながらその光を見ていろいろ思いをはせんでいました。
そこへ1匹の犬が雨でびしょびしょになりながら歩いて来ました。
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少女はその犬を抱いてびしょびしょになった体を拭いてあげました。
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少女はマッチをすり火をロウソクにつけました。
ロウソクの光は輝き長い尾を引いてゆっくりと空高くのぼっていきました。
そしてそれが次々に、星になったのです。
互いに盟友となった幸せを胸に抱き、やがて二人は光に包まれて、空高くのぼっていきました。
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着いたところは「虹の橋」、多くの動物たちが出迎えてくれました。
平和で楽しく暮らしているたくさんの動物たちとともに二人は幸せな永遠の日々を得ました。
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