「ミー」にごめんね、ありがとう。飼い猫の生涯を描いたマンガが涙を誘う
2017年12月22日(金) 瀬谷健介 BuzzFeed News Reporter, Japan
作者が「一番泣いた」実話をマンガにした。
「ミー」という猫がいた。
5歳頃から一緒に暮らし、19年目のある日、亡くなった。
その生涯を描いたマンガ「ミーにごめんね、ありがとう」が、多くの人の涙を誘っている。
作者は漫画家の日下幹之さん(@kskmkyk)。
ミーにしてしまった行動を悔い、「ごめんね」という気持ちは消えない。
同様に、感謝も尽きない。
描いたきっかけは、漫画家の友人との会話だったという。
「一番泣いたマンガ」の話になり、日下さんはマンガではなく、ミーちゃんの話をした。
すると、マンガにしてTwitterにアップしてはどうかと勧められ、12月20日に投稿した。
「猫の話です。なにか飼ってる人は一緒居る時間を大切にしてあげてください。」
その言葉とともにツイートした。
12月22日午後5時現在、9万件以上リツイートされている。
「ボロボロと涙が出てきて大泣きした」などと共感する声が多い。
幼い頃から一緒に暮らし、数えきれない思い出があるミーちゃん。
日下さんは、彼女の存在は「兄妹」だとBuzzFeed Newsに話す。
そして、「一緒にいる時間を大切にしてほしい」とのマンガに込めた思いは「ペットに限った話ではない」と言う。
「一緒にいることが当たり前の存在こそ、一緒にいる時間が有限だと認識していなければ、後々後悔してしまうことになります。家族や大事な人との時間を大切にしてあげてください」
今回の反響の中には「猫がかわいそう」との意見もある。
日下さんは自覚しているからこそ、タイトルを「ミーにごめんね、ありがとう」にし、長年の後悔と感謝の気持ちを作品で表現した。
「こうはならないようにしようと、反面教師にしていただければと思います。 『ペットとの時間を大切にしなければ』という引用RTやリプライもたくさんいただき、マンガにして良かったと思いました」