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【速報・平成28年度】犬猫殺処分数が8万→5万匹に減少

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【速報・平成28年度】犬猫殺処分数が8万→5万匹に減少
 環境省「『殺処分ゼロ』という言葉に課題」

2017年8月29日(火) ペトこと

環境省が29日(火)、2016年度(平成28年度)の「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」の速報値を公開し、全国の犬猫殺処分数が2015年度の8万2902匹から5万5998匹(犬:1万424匹、猫:4万5574匹)に減少したことが分かりました。

(クリックで拡大できます) 


「全国の犬・猫の殺処分数の推移」(環境省動物愛護管理室)

今回の結果を受け、環境省動物愛護管理室の則久 雅司室長はペトことの取材に対し、「昨年度の引き取り数や殺処分数が減少したのは、協力していただいている保護団体の方々が行政に来るまでに直接保護したり、行政で保護している犬猫の譲渡活動を行っていただいたりした効果が大きいと考えています。
成果が上がっている地域というのは、官民連携がうまくいっています。
ただ野犬については厳しい判断を避けて通れません。
そこは地域の実情に応じた管理を進めていく必要があります」とコメントしています。
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犬猫の引き取り状況(平成28年・2016年度版速報値)
平成28年・2016年度を含む直近5年間の犬猫の引き取り数、返還・譲渡数、殺処分数は以下の通りです(都道府県・政令市・中核市の合計)。

引き取り数

 

犬の引取数

猫の引取数

合計

2016年度

41,175

72,624

113,799

2015年度

46,649

90,075

136,724

2014年度

53,173

97,922

151,095

2013年度

60,811

115,484

176,295

2012年度

71,643

137,745

209,388

返還・譲渡数

 

犬の返還・譲渡数

猫の返還・譲渡数

合計

2016年度

30.500

26,886

113,799

2015年度

29,637

23,037

136,724

2014年度

31,625

18,592

50,217

2013年度

32,092

16,320

48,412

2012年度

33,269

14,858

48,127

殺処分数

 

犬の殺処分数

猫の殺処分数

合計

2016年度

10,424

45,574

55,998

2015年度

15,811

67,091

82,902

2014年度

21,593

79,745

101,338

2013年度

28,570

99,671

128,241

2012年度

38,447

123,400

262,847

一律だった「殺処分」を分類
環境省は「殺処分ゼロ」という言葉がさまざまな課題や弊害を発生させているとして、各自治体に行った調査で「『殺処分ゼロ』の対象範囲を定義付けするべき」「自治体−飼育者間での『殺処分ゼロ』の共有が不十分」といった声が上がっていることも報告しています。

(クリックで拡大できます)


同省が発表している殺処分数とは、行政の引き取り後に死亡したすべての個体数を意味しています。
これには病気で治癒の見込みがなかったり、攻撃性が強すぎるなど譲渡することが適切ではなかったりする個体の、いわゆるアニマル・ウェルフェアにのっとった殺処分(安楽殺)や、行政の保護中の自然死(怪我や病気など)も含まれており、「ゼロ」に対する誤解を生んでいるのではないかという声が少なくありませんでした。
そこで同省は殺処分を「1:譲渡することが適切でない」「2:分類1以外の処分」「3:引き取り後の死亡」の三つに分類。
譲渡できた可能性が高く、最優先でゼロを目指すべき犬や猫(分類2)が殺処分された数は3万1079匹ということがわかります。
小池知事が「ペットの殺処分ゼロ」を掲げる東京都は、この分類2の数をゼロにすべき殺処分数として、犬は2016年度にゼロを達成し、猫は残り94匹となっています。

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分類1

分類2

分類3

犬の処分数

4,174

5,223

917

10,424

猫の処分数

12,161

25,856

7,557

45,574

平成29年度版速報値
則久室長は、「どうしても必要な安楽殺は残ると思うのですが、健康で譲渡できるはずの犬猫が引き取り先がないということで殺処分されるという状況は、無くしていかなければいけない。
自治体に負担を掛けるのではなく、そういった状況が生まれてこない状況を作らなければいけない。
そこがまだまだ課題です」とコメントしました。


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