早いもので今日から9月、今年も小学生の夏休み期間中に「2017 みんなで学ぼう!動物あいご」を開催しました。
その内容についてご報告します。
■目 的
学童(小学1~6年生)を対象に、動物愛護に纏わる日本の動物愛護の現状や紙芝居などを通じて、子供の頃に真の動物愛護というものを理解してもらい、この子たちが大人になった時に、動物愛護の感性を持った人間として成長して、不幸な動物たちが無くなる世の中に貢献してくれることを願い実施しました。
■実施日時・実施場所
7月24日(月)第2粟野南児童クラブ
7月25日(火)咸新児童クラブ・第2咸新児童クラブ(合同)
7月26日(水)第2中郷児童クラブ
7月27日(木)第2粟野児童クラブ
7月28日(金)粟野児童クラブ
8月 2日(水)中央児童クラブ
8月 8日(火)黒河児童クラブ
8月 9日(水)沓見児童クラブ
以上9箇所、時間は10:00~11:30
■人 数 約420名
■実施内容
①会の紹介・日本の動物愛護の現状、等
日本全国で1年間に保健所で殺処分されている多くの犬・猫の実態を知ってもらい、年々減少傾向にはなっているが、日本はまだまだ動物と共生しているとは言えない現状(動物後進国)を話し、人間と動物とが共生できる社会の実現で限りなく殺処分ゼロに近づけるために活動し、会の名称を「動物たちとの共生を推進する会」と名づけたことを説明しました。
なぜ犬や猫は捨てられるのか?その理由は?人間の身勝手さによる・・・あと後のことを考えて飼うこと、また、捨てられた犬・猫がどのような道をたどるのか・・・、写真・イラストパネルで説明、とても悲惨な可哀相な結果になることを知ってもらい、これからこの子たちが大人になってペットを飼うことがある中、動物愛護の心をもってペットを飼うことを願い理解を求めました。
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②紙芝居
「いのちをいただく」の紙芝居を行いました。
この物語は、小学校の授業参観をきっかけに、食肉加工センターで肉の解体業務をやっている坂本さんと息子のしのぶ君が食肉加工センターの仕事について語り合う場面から、牛の「みいちゃん」を同センターに運び込んだ女の子の家族と、坂本さんとの出会いへと展開します。
全ての生き物は生き物を食べて生きています。
そうでなければ生きていけません。
生き物に感謝の気持ちを持つことによって動物愛護の心が生まれるのです。
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児童クラブによっては先生方が読み聞かせし、更には学童たち数人で紙芝居を読み聞かせしてくれました。
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③みんなで歌おう!
前半は話が主体でしたので気分転換も含め、「ケ・サラ」・「365日の紙飛行機」の2種類の曲を各児童クラブに割り振りし全員で歌いました。
「365日の紙飛行機」は朝ドラの主題歌としておなじみの曲、「ケ・サラ」は往年の曲、1971年イタリアの「サン・レモ音楽祭」で入賞し世界中にヒットし今でも多くのシンガーに歌われています。
オペラユニット5人グループのLEGENDが歌っている曲を採用しました。
とっても心に響き生きることへの励みになります。
2曲とも、長い人生の中、いろんなことがあるでしょうが生きる道を誤ることなくまっすぐに進んでいこうという人間としてのあるべき生き方が歌われています。
動物愛護とかかわりの深い曲です。
学童たち、大きな声で元気よく歌ってくれました。
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学童たちが大きなパネルに歌詞を書いてくれた児童クラブもありました。
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「365日の紙飛行機」の音楽に併せて作った紙飛行機を飛ばす児童クラブもありました。
みんなとても楽しく過ごしたひとときでした。
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④気をつけよう、よその犬との接し方
最近でも犬に噛まれた等の事件がたびたび発生しており、今回は一体型パソコンを使いいくつかの映像を見てもらい、気を付けるべき事柄、また勝手によその犬には触らない等の話をしました。
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⑤犬・猫に与えてはいけない飲物・食物
⑥犬・猫の年齢換算
上記についてはA3パネルを使って説明しました。
⑦いぬ・ねこ○×クイズ
犬や猫に纏わる〇×8問及び番外編1問のクイズに挑戦!
毎年異なった問題を練るのが大変!若いスタッフにもいろいろ考えてもらった次第です。
単なるクイズの〇×で終わるのではなく、そのクイズの意味や関連した内容等もパネル等で説明し学童たちに理解してもらいました。
学童たちの笑い声が響きとても盛り上がりました。
また、ペットのことについてとても勉強になったのではと思います(私たちもクイズを作る過程で知らないことを知るよい勉強にもなりました)。
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※可愛いペットの写真をプレゼント
Lor2Lサイズのいろんなペットの写真です。
毎年学童たちにプレゼントしていますが、とても喜んでくれます。
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※感想文の作成
学童全員に、実施した内容についての感想文を作成してもらいました。
学童たちの思いがこもった感想文、ひとつひとつ読ませていただくことにこの活動のやりがいを感じます。
【振り返って・・・】
今年も400名を超える大勢の学童たちと接しました。
限られた時間の中、話したい内容はいろいろ多くありますが極力的を絞ってやっています。
学年が1~6年生の幅があり、話の内容を十分理解してもらえるかどうか多少気になる面がありますが、どの児童クラブにおいても学童たちは真剣に聞いてくれている印象を深く感じています。
とてもやりがいを感じます。
子どもの時に正しい動物愛護というものを知ってもらい、この子たちが動物愛護の心を持った大人に成長して、不幸な動物が無くなる社会に貢献してくれることを切に願っています。
先生方にはたいへんお世話になりました。