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愛犬を守れるのは飼い主だけ!災害が起こる前の確認事項

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愛犬を守れるのは飼い主だけ!
 災害が起こる前に確認しておくべき3つのこと

2017年8月15日(火) わんちゃんホンポ

■いつ起こるか分からない災害

災害はいつ起こるかわかりません。
地震や水害、火災など様々な状況が考えられます。
そんなときに犬を守ってやれるのは飼い主さんだけです。
避難所での過ごし方や持ち物など、確認する点は多くありますがまずは簡単に基本的なことをご紹介します。
もしものときのために、今から準備をしておきましょう。

■避難所に行く場合


①避難訓練には参加しよう
地域で参加できる避難訓練などに愛犬と参加して、事前に避難のためのルートや避難所を確認しておきましょう。
犬もクレートなどに慣らしておいて、訓練を行った時に実際に入れてみましょう。
お家ではクレートなどに慣れている犬でも、人が多い場所に行くと落ち着かなくなる場合があるので、落ち着かせるように声をかけて上げると良いですね。
②避難所のルールは守ろう!
避難所には避難所のルールがあります。
避難所に避難した場合はそこのルールをきちんと守るようにしましょう。
例えば衛生面から犬は室内に入れられなかったり、雨風がしのげる別の場所に繋いでおくということもあります。
犬のにおいや抜け毛などは、一般の避難者にとっては不愉快なものになる可能性があることも覚えておきましょう。
避難しているときにはお互いに配慮をすることが大切です。
そういった時のために日頃から地域の人と交流をもっておいても良いかもしれませんね。

■同行避難ができない場合は?
避難所にペットと一緒に避難できるかは自治体によって異なります。
まずは自宅の近くの避難所が、ペットと一緒に避難できる場所かどうか確認しておいたほうが良いでしょう。
地域の区役所や市役所の防災課で対応してくれます。
もし同行避難ができない場合は車で過ごすことを余儀なくされることもあります。
熱中症や寒さ対策を行い、人の場合はエコノミー症候群に注意しておきましょう。
他にも避難が解除されるまで被害が少ない、または被害がない知り合いに預けるという方法もあります。
この場合は預け先といつでも連絡が取れるようにしておくことが必要です。

■用意しておく物


①鑑札・迷子札
災害時には飼い主さんとはぐれてしまうことがあります。
保護されたとしても飼い主を探すのは難しく、里親に貰われていくケースもあります。
そういったケースを防ぐためにも鑑札や迷子札をつけることをおすすめします。
飼い主さんの連絡先やペットの名前などを書いておくと良いでしょう。
②非常食・飲料水
緊急時の非常食や飲料水は最低でも7日分は用意しておきましょう。
災害の後、配給があるとしても数日先になることが多いので余裕をもって7日分以上あると良いですね。
また、いつもと違う環境で普段食べていない食事をすることに抵抗する犬もいます。普段から食べているフードやお皿を準備しておくと犬も安心して食べることができます。
③避難用具(ケージ、クレート、キャリーケース)
普段から使っているケージやクレートがあれば、避難所などでも犬が落ち着くことができます。
また被災地では自分の車で移動するのが困難な場合があります。
そういった場合は大型の車両で移動するため、ペットは一匹ずつケージなどにわけて運ばれるため、キャリーケースなどがあると便利です。
④タオル・新聞紙・段ボール
雨に濡れたり怪我をしたときにタオルはとても役に立ちます。
新品でなく使い古したものではきちんと洗っておけば十分使えますので5〜10枚程度用意しておくと安心です。
また新聞紙や段ボールは防寒対策に使うことができます。
災害はどの季節に起こるかわからないので、夏でも冬でも対応できるようにしておくことが大切です。
⑤薬
災害時には薬はとても手に入りにくくなります。
まず優先されるのは人の薬なので、動物の薬は後回しになることもありえます。
持病がある場合、獣医さんに相談してみましょう。
保管日数や保管方法などを教えてもらえます。
怪我に備えて消毒液やガーゼも用意しておくと良いでしょう。

■災害時のための訓練

①離れて寝てみる
別室避難でも不安にならないための練習です。
避難所では犬と人は離れて生活することになります。
いつも一緒の布団で寝ていたりすると、犬も飼い主さんと離れることに不安になってしまいます。
そういったことの無いように、まずは数時間だけ離れてみて徐々に一晩過ごせるようにしていきましょう。
②いろいろな場所に連れて行く
日頃からいろんな場所に出かけている犬は外出することに慣れているので、災害時に避難した場合でも少しお出かけする程度だと思い、ストレスを溜めにくくなります。
また避難所で過敏にならないように、外の色々な音や景色などを見せておくと良いでしょう。
③家族以外とのコミュニケーションを取る
避難所にはいろいろな人がいます。
違う犬もいるかもしれません。
家族以外とのコミュニケーションが苦手な犬は避難所にいるだけでストレスになることがあります。
そのため、日頃から家族以外の人や動物とコミュニケーションを取って慣れさせておきましょう。

■まとめ


災害はいつ起こってもおかしくありません。
いざというとき、飼い主さんも愛犬も落ち着いて行動ができるよう、日頃からできる範囲で備えておくことが大切です。
もしも災害が起こったらどうするかを家族間で話し合い、共有しあうのもいいかもしれませんね。
これをきっかけに犬との防災を考えてもらえればと思います。


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