轢かれた犬救出の11歳に反響、
車が行き交う道路の真ん中へ駆け寄る。
2013/12/15 Written by Narinari.com編集部
車が行き交う道路の真ん中で犬が轢かれ、孤立していた――そんな状況を目の当たりにしたブラジルの少年。
助けてあげたい気持ちは湧いても、激しく車が往来する中へ危険を顧みず飛び込むのはなかなか勇気がいるものだ。
しかし犬が大好きな少年は、躊躇することなく車道へ入り、無事に救出。
そのときの様子を撮影した写真が地元紙で紹介されると、大きな反響を呼ぶことになった。
この写真は、12月8日にブラジル紙ソル・ジャリオが運営する情報ブログ「グラルダ・ゾル」で紹介されたもの。
ブラジル南部の街イタジャイの大通りで1匹の犬が車に轢かれてしまい、そのまま取り残されていたという。事故に関わった車も走り去り、次々と車がやってくる道路の真ん中で動けないままとなった犬。
そのとき、11歳のジャン・フェルナンデスくんは危険を顧みず車道に入って犬のもとへと駆け寄ったそうだ。
救出されたあと、動物病院へと運ばれ「メル」と名付けられた犬は、幸いにも大事には至らなかった様子。
フェルナンデスくんの母親の話によると、彼は「捨てられたり、虐待されたりした犬を見ると、いつも助けに行く」(チリラジオ局ラジオ・ビオビオより)ほど犬好きな少年で、今回も窮地に陥った犬を見つけて、じっとしていられなくなったようだ。
彼が救出に向かったときの写真は、現場近くにいたカメラマンによって撮影されたものをグラルダ・ゾルが紹介。
ネット上で彼の“無償の愛”が話題となり、写真に対する注目が集まっていったようだ。
グラルダ・ゾルのコメント欄にも、「彼はガーディアンエンジェルだ」「尊敬する」といった声が数多く並んでおり、多くの人が彼の行動を称賛している。