窃盗容疑:48歳男逮捕 猫120匹分の餌代稼ぐ
2013年12月12日 毎日新聞
「約120匹の猫に餌付けしているので、餌代が必要だった」。
大阪府警は11日、こう話す男を窃盗などの疑いで逮捕、送検したと発表した。
同府和泉市池田下町、無職、出水衛(でみず・まもる)容疑者(48)。
府警によると、32件の窃盗事件(被害総額約1900万円)に関与した可能性があるという。
自宅などで飼育する約20匹の他に、野良猫など約100匹にも餌付けし、餌代のために盗みに手を染めたとみられる。
府警捜査3課によると、出水被告は自宅や近所の賃貸倉庫で飼育する猫を「内ネコ」、近所のコンビニの駐車場などで餌付けした猫を「外ネコ」と名付け、アジや鶏肉などの餌を与えていた。
餌代は1日約2万5000円に上った。
「猫にほおずりするのが至福の時だった。餌代を稼ぐためだった」と話しているという。
出水被告は、今年7月、和泉市内の民家に侵入し、現金2万4000円やネックレスを盗んだとして、窃盗などの疑いで逮捕され、計4件の窃盗事件(被害額約72万円)について窃盗などの罪で起訴されている。
【村上正】