体重98キロ! イギリスで一番重い犬は“ゾウの赤ちゃん”並み
2017年4月26日(水) Techinsight
イギリスで最も重い犬、エサは1か月30キロ!(出典:http://metro.co.uk)
大型犬の中でも迫力ある存在感を放つ「グレート・デーン」だが、その中でも「ブルーグレート・デーン」は一際その大きさが目立つ。
このほど「ひょっとしてウチの犬は世界で最も重い犬では?」というブルーグレート・デーンを飼っている英ノッティンガムの一家が、英紙『Metro』や『Mirror』で伝えられた。
ノッティンガムのゲドリングに住むモンテ・アーヴィンさん一家は、巨大なブルーグレート・デーン“バルサザール”(5歳)を飼っている。
このほど獣医で愛犬の体重を量ってもらったところ「ゾウの赤ちゃん並み」であることがわかり、スタッフ共々驚きを隠せなかったという。
バルサザールは、後ろ足2本で立った時の測定値(鼻の先から尻尾の先まで)が2.1メートル、体高99センチ、体重約98キロのまさに“大型犬”だ。
バルサザールの飼い主であるヴィニー・モンテ・アーヴィンさん(46歳)とディクシーさん(39歳)夫妻、そして3人の子供たちのもとへやってきたのは、バルサザールが生後6週間の頃だった。
まだ小さかったバルサザールの母親代わりとなったのは、一家が飼っているパターデール・テリア(15歳)だが、今では大きく成長したバルサザールの隣に並ぶとこの“お母さん代理犬”はますます小さく見える。
ヴィニーさんによると、バルサザールの食事代は1か月に108ポンドほど(約15,000円)かかり、約30キロのエサをひと月に消費するという。
仔犬だった頃から獣医に「年齢のわりには重い」と言われてきたそうだが、ヴィニーさんは決して肥満ではないと主張する。
今回も足を痛めていたバルサザールをヴィニーさんが獣医のもとに連れて行き、薬を調合するために体重を量ると約98キロもあることがわかった。
「獣医院のスタッフ全員で『ひょっとしてバルサザールは世界一重い犬では』とグーグル検索して調べましたよ」とヴィニーさんは笑う。
家族の誰よりも重い体重のバルサザールは貫禄も十分で、ヴィニーさんの11歳になる娘フランチェスカちゃんの横に並ぶとバルサザールの体高はフランチェスカちゃんの胸のあたりまである。
到底子供が1人で散歩に連れて行ける大きさではない。
通常は大型犬というと怖いイメージがあるが、このド迫力のバルサザールはいたって温和な性格の持ち主だそうだ。
バルサザールは子供と遊ぶのが大好きで一家が飼っている3匹の猫ともとても仲が良く、いつも一緒に散歩に出かけるという。
「夜はいつも3匹のうちの2匹の猫に体を挟まれて一緒に寝ていますよ」とヴィニーさんは話している。
実は昨年夏、南ウェールズ・スウォンジー近郊に住むウィリアムズさん一家が飼っているグレート・デーン“メジャー”(3歳)が、後ろ足2本で立った時に2.4メートルもあったため「世界で最も背の高い犬」と言われていた。
しかしこのメジャーはバルサザールよりも19キロ軽いそうだ。
よってバルサザールが「イギリスで最も重い犬」と専門家は見ているようだが、ギネス世界記録では動物愛護の理由から「世界一重い犬」というジャンルは設けられていない。
また、結果的にギネス世界記録にはメジャーではなく、エセックス州リー・オン・シー在住のクレア・ストーンマンさんの飼犬グレート・デーン“フレディ”(4歳)が2.28メートルで「世界一背の高い犬」として登録されている。
このような大型犬は通常、短命とされており「かわいそうだからこの犬種を増やすべきではない」という声もあるようだ。
しかし多くの愛犬家は、巨大なバルサザールの姿に「なんてゴージャスなの」とコメントを寄せている。
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
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体重98キロ!イギリスで一番重い犬
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