不審物の箱に入れられた子犬たち、
爆弾処理班に爆破される前に発見され救助される
2016年12月3日 IRORIO
先日、ロシアのある街で不審物の通報があり、爆弾処理班が出動する事態となった。
そんな事態になったのは、ロシア連邦の南東部にあるブリヤート共和国の首都、ウラン・ウデ。
その街にあるバスの停留所に、2つの不審物が置かれているのを利用者が発見、ただちに警察へ通報したという。
不審物はいずれも小さなダンボール箱で、2つともテープが貼られていたそうだ。
現場に駆けつけた警察官は爆発物の可能性を考え、爆弾処理班を要請。
さらにその一帯を封鎖し、車の通行も禁止したとされている。
その後、到着した爆弾のスペシャリストたちは、その箱をコントロール下に置いた状態で爆破処理するかどうか検討を始めたとか。
しかし近寄って調べた結果、箱の中に生き物の気配が。
そして慎重に箱を開けたところ、中からなんと可愛らしい2匹の子犬と、1匹の猫が姿を現したという。
2匹の子犬はいずれも生後1カ月程度で、猫も2歳から3歳くらいだとみられている。
そして1匹の子犬は、現場の状況を見守っていた近所のスーパーマーケットの店員がその場で引き取り、もう1匹の子犬と猫は地元のアニマル・シェルターに預けられたそうだ。
残念ながら動物をこのような形で捨てようとし、街に混乱を招いた人物の特定はされていない。
一歩間違えれば本当に爆破されるかもしれなかった子犬と猫。
とりあえず無事に助かり、見守っていた人もホッとしたに違いない。
You Tube https://www.youtube.com/watch?v=GvjClqoTFH4