毎年恒例の行事ですが、今年も学童たちの夏休み期間に、敦賀市内8か所の児童クラブで「みんなで学ぼう!動物あいご」という題名で動物愛護啓発教室を行ってきました。
敦賀市との協働事業として平成20年以来、毎年行っている行事です。
■目 的
学童(小学1~6年生)を対象に、動物愛護に纏わる紙芝居などを通じて、子供の頃に正しい動物愛護というものを理解してもらい、この子たちが大人になった時に、動物愛護の感性を持った人間として成長して、不幸な動物たちが無くなる世の中に貢献してくれることを願い実施しました。
■実施日時・実施場所
7月22日(金)第2粟野南児童クラブ
7月26日(火)咸新児童クラブ・第2咸新児童クラブ(合同)
7月27日(水)粟野児童クラブ
7月28日(木)第2粟野児童クラブ
7月29日(金)中央児童クラブ
8月 5日(金)黒河児童クラブ
8月 8日(月)松原児童クラブ
以上8箇所
時間は10:00~11:30
■人 数 約410名
■実施内容
①会の紹介・日本の動物愛護の現状、等
日本全国で1年間に保健所で殺処分されている多くの犬・猫の実態を知ってもらい、年々減少傾向にはなっているが、日本はまだまだ動物と共生しているとは言えない現状(動物後進国)を話し、人間と動物とが共生できる社会の実現で限りなく殺処分ゼロに近づけるために活動し、会の名称を「動物たちとの共生を推進する会」と名づけたことを説明しました。
なぜ犬や猫は捨てられるのか?その理由は?人間の身勝手さによる・・・あと後のことを考えて飼うこと、
また、捨てられた犬・猫がどのような道をたどるのか・・・、写真・イラストパネルで説明、とても悲惨な可哀相な結果になることを知ってもらい、これから大きくなって犬や猫を飼うことがある中、どんな理由があっても絶対捨てたり保健所へ連れてていったりしないよう理解を求めました。
また、児童クラブによっては「ネコノミクス~シベリアンハスキーの悲劇」について話をし、「ブームに乗らないで自分に合ったペットを飼おう」、と学童全員に述べました。
②紙芝居
「ほんとうに飼えるかな?」、「人間のために働く犬たち」の2種類の紙芝居を各児童クラブに割り振りし行いました。
それぞれ先生方に読み聞かせしていただきました。
児童クラブによっては、学童たちが交代で先生方といっしょになって紙芝居を読み聞かせしてくれました。
③いぬ・ねこ○×クイズ
犬や猫に纏わる8問のクイズに挑戦!
毎年異なった問題を練るのが大変!若いスタッフに考えてもらいました。
単なる○×形式クイズで終わるのではなく、そのクイズの理由等も説明し学童たちに理解してもらいました。
○×クイズはこちらの一方的な話ではないので、学童の笑い声が響きとても盛り上がりました。
真剣に説明を聞きながらパネルを見る学童たち、先生も・・・
④みんなで歌おう!
今年は新たに、「翼をください」・「野に咲く花のように」の2種類の曲を各児童クラブに割り振りし全員で歌いました。
2曲とも往年の曲ですが、動物愛護とかかわりの深い曲です。
学童たち、大きな声で元気よく歌ってくれました。
⑤気をつけよう、よその犬との接し方
現在も犬に噛まれた等のトラブルがたびたび発生しており、勝手によその犬には触らない等守るべき事柄をイラストパネル等を使って説明しました。
⑥犬・猫に与えてはいけない飲物・食物
⑦犬・猫の年齢換算
※可愛いペットの写真をプレゼント
L・2Lサイズの写真です。
毎年学童たちにプレゼントしていますが、とても喜んでくれます。
※感想文の作成
学童全員に、実施した内容についての感想文を作成してもらいました。
更に希望者対象ですが、動物愛護ポスターを描いてもらいました。
このポスターは9月20日(火)~25日(日)にげんでんふれあいギャラリーで開催予定の「動物あいごパネル&ミニ写真展」に掲示する予定です。
展示会については後日詳細をお知らせします。
【振り返って・・・】
一昨年より国の児童福祉関連政策が変わり小学6年生までが対象(一昨年までは3年生)となり、昨年より更に人数が増えました。
今年の「動物あいご」、限られた時間の中、話の内容はいろいろ多くあり極力的を絞ってやっていますが、学年の幅があり従来から内容を十分理解してもらえるかどうか多少気になる面があります。
でも、どの児童クラブにおいても学童たちは真剣に聞いてくれました。
とてもやりがいを感じます。
子どもの時に正しい動物愛護というものを知ってもらい、この子たちが動物愛護の心を持った大人に成長して、不幸な動物を無くす社会に貢献してくれることを切に願っています。
先生方にはたいへんお世話になりました。
全員に書いてもらった感想文、毎年のことながら読むのが楽しみです。
(現在ひとつひとつ読んでいるところです)
「動物たちとの共生を推進する会」 代表:藤田幸雄