セラピー犬に新顔 福井県済生会病院
2016年5月7日(土)日刊県民福井
のあ(手前)とラッキーに笑顔で触れる参加者ら=福井市の県済生会病院で
患者らを元気づけ
福井市和田中町の県済生会病院が今年一月に本格導入した、動物との触れ合いで患者や家族を元気づける「アニマルセラピー」向けのセラピードッグとして、キャバリアの雌「のあ」(六歳)が新たに加わった。
のあは、個人所有としては県内二匹目となる内閣府認証を、三月に獲得したばかり。
六日は飼い主の室木早苗さん(35)=同市大味町=に連れられ、同病院で開かれた「がんサロン」にお目見えした。
アニマルセラピーに精通した北川広美さん(51)=同市二の宮二丁目=と、“先輩”でキャバリアと柴犬の雑種の雄「ラッキー」(五歳)も来場し、愛らしさを振りまいた。
「かわいいー」。
二匹はサロンに集まった患者や看護師ら十数人の歓声に迎えられた。
この日に誕生日だったラッキーが、お祝いの歌に絶妙のタイミングで「ワン」と合いの手を入れる場面もあり、来場者らを沸かせた。
「なでると病気の心配もちょっと薄らいで安らぐ」などの言葉に、二匹はパタパタと尻尾を振って応えていた。
二匹は今後も毎月一回のサロンに参加する予定だ。
(北原愛)
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