書籍「猫を助ける仕事」
猫を助ける仕事 保護猫カフェ、猫付きシェアハウス 山本葉子/著 松村徹/著
ネコヲタスケルシゴト
2015年11月17日発売
定価(本体780円+税)
光文社新書
判型:新書判ソフト
飼い主にとって家族の一員であるはずの犬や猫が、行政の保護施設で毎年十数万頭も殺処分されている「不都合な真実」が存在します。
筆者(山本)は、殺処分ゼロを実現するのに「足りないのは愛情ではなくシステム」と考えました。
そして、民間の保護団体から希望者(里親)がペットを譲り受ける新しい流通ルート「保護猫カフェ」を社会に定着させようと活動してきました。
これまで四千頭以上の譲渡実績を上げています。
同様のコンセプトで考案した「猫付きシェアハウス」「猫付きマンション」も徐々に広まりつつあります。
――ソーシャルビジネスの手法で猫の保護活動に取り組むNPO法人(東京キャットガーディアン)代表と、不動産研究の第一人者がコラボした、猫と人との共生を考える一冊。
目次
はじめに――動物保護をソーシャルビジネスにする
第1章 忘れられない猫レスキューあれこれ
第2章 猫カフェ型のシェルターはこうして生まれた
第3章 猫と暮らす住まいの理想と現実
第4章 保護猫付き住宅を全国に
第5章 これからの保護活動を考える
特別対談――不動産から考える保護猫活動
山本葉子 × 松村徹
おわりに
著者紹介
山本葉子(やまもとようこ)
東京都生まれ。NPO法人東京キャットガーディアン代表。2008年に猫カフェスペースを設けた開放型シェルター(保護猫カフェ)を立ち上げる。四千頭以上の猫を里親に譲渡。住人が猫の預かりボランティアをする「猫付きシェアハウス」「猫付きマンション」も考案。
松村徹(まつむらとおる)
大阪府生まれ。ニッセイ基礎研究所不動産研究部長。1978年大阪大学経済学部卒業。主な著書に『団塊世代の定年と日本経済』(部分執筆、日本評論社)、『不動産ビジネスはますます面白くなる』(共著、日経BP社)、『不動産力を磨く』(編著、日経BP社)。