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小型警察犬の誕生なるか(福井)

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小型警察犬の誕生なるか 31日に福井県警が審査会

2015年10月30日(金) 中日新聞


警察犬合同訓練会に参加するミニチュア・ダックスフント=勝山市で

大型犬が犯人に飛び掛かる。
そんな警察犬のイメージが変わりそうだ。
県警が来年の嘱託犬を決める31日の審査会にミニチュア・ダックスフントなどの小型犬が出場する。
県警は行方不明者捜索などでの活躍に期待。
合格すれば、県内初の小型警察犬となる。
23匹が出場予定の審査会。
犬種の欄にはシェパードやゴールデンレトリバーに交じり、ミニチュア・ダックスフントやビーグルという小型犬の名があった。
9月に勝山市であった合同訓練会を経て挑戦が実現。
「『うちの犬なんて無理』とおっしゃっていた方がチャレンジしてくれた」。
県警鑑識課の中谷篤課長が歓迎した。
期待は大きい。
昨年、県内で嘱託犬が出動したのは20件。
うち14件が行方不明者の捜索だった。
中谷課長は「嗅覚が優れていれば、必ずしも威圧感がある必要はない。街中だと小型犬の方がいい」と説明する。
今年の嘱託犬は9匹。
うち6匹が敦賀署管内、2匹は勝山署管内で飼育されている。
「警察犬のイメージが変われば裾野が広がる」と中谷課長。
小型犬も警察犬になれると分かれば、頭数増や地域的な偏りの解消にも道が開ける。
県警は今回、嘱託犬だけでなく、非常時に出動する準警察犬、広報活動のみを担う協力犬も新たに認定する予定。
服従動作や臭いの選別力をみる審査会は31日、坂井市の県運転者教育センターである。
(高橋雅人)


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