犬殺処分:初のゼロ達成、猫も最少 札幌市
2015年04月18日 毎日新聞
札幌市動物管理センターは、2014年度、市内で収容した犬の殺処分数が統計を取り始めた1972年度以降、初めてゼロになったと発表した。
改正動物愛護管理法の施行で自治体が業者からの引き取りを拒否できるようになったことや、動物愛護団体との連携強化で新しい飼い主への譲渡が進んだことが理由。
市民の動物愛護意識も高まっているという。
同センターによると、昨年度、収容した犬は301匹で、うち293匹が引き取られた。残りは病死など。
◇猫も最少534匹
一方、猫の殺処分数もボランティアなどへの譲渡が進んだことから過去最少の534匹になった。
ただ、保護した時点で感染症にかかっているため安楽死させるしかない猫も多いという。
同センターは「ペットは、みとるまで飼ってほしい」としている。
【高野玲央奈】
熊本市動物愛護センター:犬の殺処分ゼロ達成 14年度
2015年04月04日 毎日新聞
熊本市動物愛護センターは2014年度、初めて犬の殺処分ゼロを達成した。
02年に全国に先駆けて「犬猫の殺処分ゼロ」を目標に掲げ、安易な飼育放棄を防ぐための飼い主への説得や、保護した犬猫の譲渡などに力を入れてきた。
猫の殺処分は14匹で目標達成には至らなかったが、センターは「いずれは収容施設が必要とされなくなることを目指したい」と話している。
センターによると、02年から高齢や病気などを理由に引き取りを希望する飼い主への説得を強化したり、保護した犬猫の情報を市ホームページに掲載するなどして返還や譲渡を進めてきた。
新たな飼い主には事前に講習会を開いて最後まで責任を持って飼育するよう指導もしている。
これらの取り組みにより、センターが飼い主から引き取った犬は01年度の303頭から14年度は5頭に激減。
飼い主への返還は01年度の64頭から14年度は213頭に増えた。
殺処分は01年度の567頭から14年度はついにゼロとなった。
感染症の発生がなかったことも要因とみられる。
一方、猫の殺処分が14年度14頭となったのは、犬に比べ交通事故に遭うリスクが高く、安楽死させるほかないケースがあることなどが要因と考えられる。
そのため、センターは野良猫を増やさないよう不妊去勢手術の徹底や放し飼いをしないことなどを訴えている。
センターの村上睦子所長は「殺処分ゼロは人と動物との共生社会の実現へ向けた通過点。今後も動物愛護のため活動を続けたい」と話した。
【志村一也】
神奈川県:猫や犬の殺処分がゼロ 新たな飼い主探しが成果
2015年04月16日 毎日新聞
◇県動物保護センター14年度 猫は初、犬は2年連続
神奈川県は16日、飼い主に捨てられるなどして県動物保護センター(平塚市土屋)に収容された猫や犬の2014年度の殺処分が共にゼロになったと発表した。
猫は初めてで、犬は2年連続。
県は「新たな飼い主を探す取り組みの成果だが、収容される動物を減らすのが根本的な殺処分対策。飼い主に最後まで育ててほしい」と呼び掛ける。
県によると、13年度にはセンターが収容した猫634匹のうち、398匹が殺処分された。
14年度は595匹を収容、野良猫が産んだ子猫が相当数に上るとみられる。
殺処分ゼロは、収容された動物を引き取り、新たな飼い主を探す登録ボランティアの活動によるところが大きい。
ただ、数時間おきの哺乳などが必要な子猫を引き取れる団体・個人は限られている。
県は飼い主のいない子猫を減らすため、飼い猫に避妊・去勢手術をして家の中で飼うように呼び掛けている。
一方、犬は14年度に収容された508匹のうち、飼い主からの持ち込みが88匹、迷子犬が420匹だった。
統計は3政令市(横浜、川崎、相模原)と横須賀市、藤沢市を除く県全域の実績。
県内には同様のセンターが他に3カ所あり、うち川崎市動物愛護センターでは、犬の14年度の殺処分が2年連続でゼロだった。
県はボランティアから猫や成犬を引き取り、最後まで飼ってもらえる人を募集している。
問い合わせは県センター(0463・58・3411)。
【高木香奈】
以 上
下記の人口状況を見てください。
神奈川県の場合は、統計が3政令市(横浜、川崎、相模原)と横須賀市、藤沢市を除く県全域の実績、ということなので人口状況は明示していません。
札幌市
人 口:1,942,356人
世帯数:936,358世帯
熊本市
人 口:738,371人
世帯数:313,082世帯
福井県
人 口:787,852人
世帯数:280,029世帯
いかがですか。
福井県の人口は熊本市の人口に近く、札幌市は福井県の人口の約2.5倍の大都会。
福井県、もっともっと頑張らないといけませんね。
(Fujita)