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衰弱した猫17匹 沼津の住宅前に投棄

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衰弱した猫17匹 沼津の住宅前に投棄 何者かが犬用ケージに入れ

2023年6月20日(火)

沼津市内の一般住宅前に、衰弱した猫17匹を何者かがケージに入れて投棄していたことが19日までに、関係者などへの取材で分かった。
投棄された猫は県東部の団体が保護している。
団体関係者は「飼えなくなる前に相談してほしい」と訴える。


ケージに入って投棄された猫=6月中旬、沼津市(提供写真)

関係者によると、猫は7日夜、80代女性宅の前に、縦・横30センチ、奥行き50センチほどの犬用ケージに入れられた状態で見つかった。
鳴き声はしなかったという。
女性が中をのぞき込んで多数の猫の存在に気づき、キャットファースト三島(三島市)に保護を依頼。
沼津署にも通報した。
女性は「まさか猫を置いていく人がいるなんて思わなかった。私が猫を飼っていることを知っている人が置いたのかも」と話した。
同団体によると、投棄されたのは成猫2匹と子猫15匹。
成猫を囲むように子猫が折り重なっていた。
ふん尿臭がひどく、しっぽが捕食されていた猫もいたという。
一部の猫は衰弱が激しく、19日までに子猫4匹が死んだ。
団体の代表者は、投棄した人物が不妊や去勢手術をしなかったために繁殖し、十分に飼育ができない「多頭飼育崩壊」の可能性があると指摘している。
猫は「いずのくにねこの会」(伊豆の国市)と「NPOくすのき」(熱海市)でも保護した。

静岡新聞社


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