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活水女子大で猫愛護団体が講義 動物愛護の現状と実態伝える

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活水女子大で猫愛護団体が講義
 動物愛護の現状と実態伝える

2023年5月29日(月)

活水女子大学(長崎市東山手町)で5月26日、「長崎さくらねこの会」代表の山野順子さんが講義を行った。
(長崎経済新聞)

中島川公園(栄町)や魚の町周辺で猫の愛護活動を行ってきた同団体。
代表の山野さんは2017(平成29)年から「行き場を失った猫を助けたい」と、野良猫のふん尿被害による問題が深刻化する同エリアで猫と地域住民が共生できる方法を模索しながら1人で活動を始めた。
当初60匹ほどいた猫は現在では8匹まで減少し、共に活動するボランティアらと世話をしながら見守り続けている。
今年3月には老猫ホームとキャットホテルを併設する譲渡型保護猫シェルター「咲く猫 Plus(プラス)」(香焼町)を開設するなど、活動の幅を広げている。
同大の吉牟田聡美准教授は同団体に支援物資などを寄付していたことがきっかけで、「学生にも地域猫活動を知ってほしい」と山野さんに相談し、講義が実現。
昨年10月に続き2回目となる講義には同大国際文化学部英語学科2年生の学生8人が、「言語ボランティア演習」の一環として受講することになった。


学生らの質問に答える山野さん

山野さんは活動を始めるきっかけになった経緯を紹介するとともに、同団体の活動の中心となっている、野良猫を捕獲し、不妊去勢後に元の場所に戻し、餌やりやふん尿の清掃を行いながら地域猫として管理する「TNRM」活動について紹介。
山野さんは避妊去勢手術を行いながら見守っていくことの重要性と「野良猫をゼロにする」という目標の意義について訴えた。
同時に、人に慣らした上で譲渡する「TNTA」活動にも取り組んでいる。
山野さんは「小さな命を生まれ変わらせる瞬間」として、病気になり目も背けたくなるほど汚い野良猫を保護してケアし、譲渡できるまでに回復した姿も紹介した。
学生からは活動の資金繰りやTNRM活動などの将来像について質問が寄せられた。
「尾曲がり猫」「猫の街」として猫を観光資源に掲げる一方、犬猫の殺処分数が毎年全国で最悪レベルの長崎県。「平和の街を掲げているにもかかわらず、小さな命が粗末に扱われている現状を、まずは知ってほしい」と長崎での殺処分の実態に触れた。
「動物愛護に対する知識がまだ知れ渡っていない。知ることが解決の糸口。若い世代の人に現状を知ってもらい、知識を広げてもらいたい」と訴えた。
吉牟田准教授によると、学生らは自分たちにできることを模索し、これまでの語学学習を生かした活動につなげていくことを目指すという。


活水女子大学で講義を行う山野さん


真剣な表情で講義を聴く学生ら

 

◆TNRとは
Trapトラップ ・・・ 捕獲して
Newterニューター ・・・ 不妊去勢手術を行い
Returnリターン ・・・ 元いた場所にさくら猫として戻す

◆TNTAとは
Trapトラップ ・・・ 捕獲して
Newterニューター ・・・ 不妊去勢手術を行い
Tameティム ・・・ 人に慣らして
Adoptアダプト ・・・ 里親に譲渡する

◆TNRMとは
最近使われ始めたTNRMという言葉があります。
TNRをしたあとその子達を「さくら猫」として管理する ・・・ Managementマネージメント
つまり外へ返したあとのさくら猫の見守りです。

◆さくら猫とは
不妊去勢手術済みの目印として耳の先を桜の花びらの様にV字にカットした猫のことです。
これはひと目で手術を終えた1代限りの命とわかると共に、手術痕は消えてしまうことが多いので、2度手術をされてしまう子も多くある事から付けるようになったようです。
手術の時に同時にするので猫にほとんど負担はありません。
まだまだ少ないですがTNRMを実践されている方はいらっしゃいます。
どの方も信念を持って活動されてるようにお見受けします。


TNRのひとり歩き問題
TNRは地域猫活動TNTA TNRMの過程の一つの手段であること!
TNRが最良の策だという誤解をしないこと。
「TNR」を単純に言えば、「お前を捕獲して子供が産まれないように避妊手術をした。後は野良猫として生きて行けよ、まあなんとか生きて行けるだろう・・・」
不妊手術を施しているだけで、後は野良猫同然、野良猫はどうなるのか考えたことはありますか?
餌あたらず餓死、天敵に襲われる、虐待、交通事故、・・・ 厳しい現実の中で生きていかなければならないのです。
メディア等によるTNRが最善策であるかのようなブームのよう記事が結構多く、誤解を招く結果になりかねません。
人間の無責任極まりない行動です。
まず多くの方々に知っていただきたいことは、「TNRが最良の策だという誤解をしないこと」です。
TNTA・TNRMの体制へ、更には野良猫の発生要因を無くすことです。
(byぬくもり)


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