犬・猫1256匹虐待事件、農場主など32人を書類送検=韓国
2023年5月18日(木)
3月6日、京畿道楊平郡の古物商。約1200匹の犬の死体が発見された住宅の前にポリスラインが設置されている。 チョン・イクジン記者
犬や猫など1256匹を餓死させた「楊坪(ヤンピョン)古物商動物虐待事件」を捜査した警察が17日、古物商L(67)らに動物の処理を任せた繁殖農場主ら32人を書類送検した。
京畿道(キョンギド)楊坪警察署によると、農場主は2020年2月から今年3月まで自分たちが繁殖させた動物のうち年齢などから商品価値が落ちると判断した動物を選別してLに渡した疑い(動物保護法違反)がある。
このうち7人は動物生産業の許可を受けず養犬場を運営したことが確認された。
特に60代の農場主Aの場合、獣医師の資格もなく犬およそ50匹の声帯除去手術をした疑い(獣医師法違反)を受けている。
仁川市(インチョンシ)・京畿道・江原道(カンウォンド)などで養犬場を運営する農場主らは商品価値が高い動物は競売場に売り、老犬など約700匹はLに渡して1匹あたり1万ウォンの処理費用を支払った。
一度に20-30匹ずつ冷凍車に乗せて京畿道楊平郡ヨンムン里にある古物商に送り、ほとんどの犬は冷凍車の中で死んだという。
これに先立ち犬や猫など動物に水や餌を与えず死なせた疑い(動物保護法違反)で逮捕、起訴されたLに対し、水原地裁驪州(ヨジュ)支部は11日、法定最高刑の懲役3年を言い渡した。